前回の記事で、サービス画像の発注を迷っていると書きました。今日はその続きです
出品者として悩む前に、私は購入者として一度ココナラを使っています。その経験から言えることがあります。
結果、さらに迷いました。
■ 検索したら、プロが多すぎた
「サービス画像 作成」で検索すると、大量の出品者が出てきます。
デザイナー歴10年。アドビ認定資格保有。制作実績500件以上。フォロワー数千人のSNSアカウント運用経験あり。受注件数3000件超え。プラチナランク認定。
どの出品者も、プロフィールを読めば読むほど、すごい人たちです。それぞれ実績があって、評価も高い。レビューを読んでも、ほぼ全員が星4以上です。
問題は、すごい人が多すぎて、誰を選べばいいか分からないことです。
全員がプロであれば、差を見極める基準が必要になります。でも私には、デザインを評価する目がありません。何がいいデザインで、何が微妙なデザインか、正直よく分かりません。
ポートフォリオを見比べても、どれも上手く見えます。上手く見えるということは、見分けられないということです。
選ぶ基準がないまま、大量の選択肢だけがある。これが今日の状況です。
私がココナラで出品や発注するような器ではないと、とことん精神が削られるくらいすごい人たちがずらっと。
そして発注先を探したら、途方に暮れた。
出品したサービスで可能な限り待機中で待ってましたが買ってもらえる気がしませんでした。
なぜか?
■ 購入者として、最初に見るのは画像だと感じた
ココナラでサービスを探すとき、利用者はまず一覧画面を見ます。
そこで最初に目に入るのは、画像です。タイトルでも、価格でも、レビュー数でもなく、画像が先です。人間の視覚はそういう構造になっています。画像が目に入った瞬間に、クリックするかどうかの判断が、ほぼ決まります。
では画像がないサービスを見たとき、購入者は何を感じるか。
警戒します。
「なぜ画像がないのか」という疑問が、まず浮かびます。手を抜いているのか。始めたばかりで慣れていないのか。サービスの中身に自信がないのか。理由は分かりません。でも、理由が分からないから余計に不安になります。
プロフィールがしっかりしていても、その不安は消えません。プロフィールを読むのは、画像でクリックした後の話です。画像がなければ、読む段階にすら到達しません。入口で止まっています。
■ 飲食店のメニューと、まったく同じ話です
飲食店でメニューを開いたとき、料理の写真があるものと、文字だけのものを比べてください。
写真があるメニューは、見た瞬間に「美味しそう」か「そうでもないか」が伝わります。色、盛り付け、ボリューム感、雰囲気。文字では伝えきれない情報が、一枚の写真に詰まっています。その「美味しそう」という感覚が、注文の決め手になります。
文字だけのメニューはどうか。「国産牛のビーフシチュー、野菜添え」と書いてあっても、どんな見た目か分かりません。想像はできますが、確信が持てない。他に写真付きのメニューがあれば、そちらを選ぶ人の方が多いはずです。
ココナラのサービス一覧は、このメニューと同じです。画像があるサービスは「美味しそう」を伝えられます。画像がないサービスは、文字だけのメニューと同じ状態です。内容がどれだけ良くても、伝わる前に選ばれません。
そして飲食店のメニューには、もう一つ重要な役割があります。「また来たい」と思わせることです。
注文する前の段階で、その店の雰囲気や世界観が伝わるメニューは、料理が届く前から期待値を上げます。期待通りだったとき、また来ようという気持ちになります。ココナラのサービス画像も同じで、クリックする前の段階で「この人に頼んでみたい」という期待値を作るのが、画像の本当の役割です。
■ 単価の相場が、まったく分からない
もう一つの問題が、価格です。
検索して出てきたサービスの価格を見ると、これもピンキリでした。500円のものもあれば、5000円、1万円を超えるものもあります。
同じ「サービス画像作成」というカテゴリの中で、価格が20倍以上違う。
この差は何なのか。
修正回数の違いなのか。納品点数の違いなのか。出品者の実績の違いなのか。デザインのクオリティの違いなのか。
おそらく全部が組み合わさっているはずですが、素人目には判断できません。
安いものを選んで後悔するのか。高いものを選んで費用だけかかるのか。
相場が分からない状態では、どの価格帯が自分のサービスに見合っているかも判断できません。
ココナラで副業を始めたばかりで、まだ一円も売上がない状態で、いくらまで出すべきか。この問いに対する答えが、今日も出ませんでした。
■ 選べない本当の理由
検索して、価格を見て、ポートフォリオを眺めて、結局何も決められなかった今日を振り返ると、選べない本当の理由が見えてきました。
情報が多すぎたからではありません。
自分の中に、判断基準がなかったからです。
何のために画像を作るのか。どんな人に見てもらいたいのか。その人に何を感じてほしいのか。この問いに対する答えが固まっていない状態では、どれだけ選択肢を見ても決められません。
画像のスタイルが自分のサービスに合っているかどうかを判断するには、先に「自分のサービスが何を伝えるべきか」が決まっている必要があります。
順番が逆でした。発注先を探す前に、自分が何を作りたいかを決めるべきでした。
■ じゃあ、何を決めるべきか
今日の失敗から、次にやるべきことが具体的に見えました。
一つ目。ターゲットを具体的にする。私のサービスに来てほしい人は誰か。年齢、性別、どんな状況にいる人か。「仕事で消耗している30代」なのか「人間関係に疲れた人全般」なのか。
ここを絞るほど、画像のトーンが決まります。
二つ目。画像で伝えたい一言を決める。「話しやすい」なのか「プロに頼める」なのか「安心できる」なのか。一枚の画像で伝えられるメッセージは一つです。欲張ると何も伝わらない。
三つ目。予算の上限を決める。感情ではなく、現実的な数字で決めます。今の段階で出せる金額の上限を決めて、その範囲内で最善を選ぶ。上限を決めずに探すから、選べなくなります。
この三つが決まれば、発注先は自然に絞られます。おそらく、全員がプロに見えていた一覧が、「自分のサービスに合うもの・合わないもの」で整理できるようになるはずです。
■ 今日分かったこと
発注できなかった一日でしたが、今日分かったことがあります。
「選択肢が多すぎて選べない」は、準備不足のサインだということです。
本当に判断基準が明確な人は、選択肢が多くても迷いません。
自分の条件に合うものだけが残り、それ以外は自然に消えます。逆に言えば、迷っているということは、自分の条件がまだ曖昧だということです。
これは画像発注に限った話ではありません。
副業を始めてから、ずっと同じパターンで詰まっています。準備が足りないまま次のステップに進もうとして、選べなくて、止まる。
止まること自体は悪くありません。
止まった理由を正確に把握して、次に動けるかどうかが問題です。今日は止まった理由が分かりました。だから明日は、発注先ではなく、判断基準を作ることから始めます。
■ 読んでいるあなたへ
副業でココナラを始めて、最初に躓く場所の一つが「整える作業」だと思います。
サービスを出品した。でも画像がない。画像を作ろうとしたら、誰に頼めばいいか分からない。値段も分からない。結局今日も何も進んでいない。
この感覚、今の私がまさにそこにいます。
うまくいっている人の記事は、うまくいった結果しか書いていません。迷って、検索して、何も決められなかった一日の話は、あまり出回っていません。だから私は、この泥臭い過程を正直に書き続けます。
答えが出たら、また書きます。