企業の本音と現実のギャップ
本当は企業としては、全員を呼んで同じ面接官で面接をしたいのです。評価がブレませんから。 でもそんな時間は無い。面接官もいない。仕方がないので今まで使ってきたのが、
・学歴フィルター であり、
・書類選考 であり、
・適正検査 な訳です。
書類選考では何も分からない
「この人は話にならないな」と言う人は分かります(笑)
その他は卒業した大学名、転職回数、経験してきた企業名、位しか分からないのです。
「こんな実績があります」「売上を200%アップしました」なんて書かれても、その難易度が分からない。
選考する側は想像する訳です。 「この会社で係長までやったのなら、そんなに変な人ではないな」とか 「こんな短い期間で転職を繰り返しているのはリスクがあるな」とかみんな想像です。
ましてやAIで書かれ、整えられた書類から適正を見極めろなんて無理な訳です。 事実確認だけです。 適正検査なんて更にそうです。結果が良いから採用、なんて事にはなりません。おまけみたいなものです。
そこでAI面接の登場です
今やみんな大好きAIです。ITなんて全然分からないオジさん上司も「AI面接か!それは良いな」となります。
企業側のメリットは
・書類選考の手間がかからない。
・応募者の負担も減り、いつでも受けられるので、応募者が増える。
・選考基準がブレない(正しい選考結果が出る、と言う訳ではありません) ・なんか正しそう! こんな感じです。
企業も迷っている
果たしてAI面接でどんな人が採用できるのか。
まだ結果は出ていません。入社して数年経たないとその人の真価なんて分からないのです。
企業も、既存の社員にAI面接を受けさせたりして試行錯誤している最中です。まだ検証中なのです。
でも今後は導入企業は増えてくると思います。
理由は先ほど書いた、そもそも不安定な「学歴フィルター」「書類選考」にAIが絡んできて、最早意味をなさなくなりつつあるからです。
AI面接でスコアを出して、それを足切りに使う方がまだ、実際の面接に近いと思えます。
「どうせ分からないなら、より実際の対話に近いスコアが出るAI面接を足切りに使ってみよう」というのが企業の合理的な判断です。これは決して選考を適当にしているわけではなく、不確実な書類よりも、まだ可能性のあるデータに賭けているという状況なのです。
ここからは想像ですが、実はかなり現実味がありそうなのが、受ける方もAIを使って精巧なアバターで受ける、と言う手段です。 「AI対AI」の化かし合いのような光景、ここ数年のうちに出そうじゃないですか(笑)