こんにちは。
私は人事歴20年、元・人事部長として採用や評価、配置、組織づくりに長く関わってきました。現在は組織の統括的な立場で、現場と経営の両方を見ながら仕事をしています。
今回は、最近相談が増えているテーマである**「シニアの転職」**について、資料(職務経歴書など)という切り口で考えてみます。
人財市場が変わりつつある
ここ数年の「圧倒的な人手不足」は、少しずつ空気が変わり始めています。
背景として、たとえばこんな動きがあります。
AIの台頭により、若手人財の採用ニーズが“職種によっては”下がってきている
一方で、**ベテラン社員の価値(経験・判断・調整力)**が改めて注目されている
この流れは、想像以上に早く加速する可能性があります。
つまり、シニア層にとって「追い風」が来る場面も増えていくと思います。
全てのシニアが有利になる訳ではない
ただし、ここは大事なポイントです。
「シニアなら誰でも転職が有利になる」わけではありません。
一方で、転職を考えているシニアの方が今からでもできることは確実にあります。
その代表が、職務経歴書に書ける“肩書・役割”を増やすことです。
たとえば、ある程度のポジションにいる方だと
社内外の委員会の委員
プロジェクトの責任者/推進役
社外での登壇・発表
監査・統制・安全衛生などの役割
こういった依頼を受けることがあります。
これ、必ず職務経歴書に書きましょう。
もちろん、ウソを書くのはNGです。
ただ、小さな委員会でも/短い登壇でも「役割として担った事実」は立派な実績になります。
採用側は「その人が社内外でどう見られていたか」を知りたいので、こうした情報は効きます。
肩書は増やす事が出来る
肩書は、会社の中だけで増やすものではありません。
社外には、業界団体や研究会、勉強会、各種コミュニティなど色々あります。
多少費用がかかっても
会員になる
運営に関わる
役職(幹事・世話人・監事など)を担う
こうした動きは、転職活動において意外と効きます。
私自身も複数の肩書を持っています。
依頼されたものもありますし、「これは将来的にプラスになりそうだ」と思って自ら入った委員会もあります。
正直、外からは実態が分かりにくい肩書もあります。
でも、採用側の心理としては
「社外でも何か任されている人なんだな」
「信頼がある人なんだな」
とプラスに受け取られることが多いんです。
まずは「書けるものがないか」棚卸ししてみてください
ここで一度、これまでの経歴を振り返ってみてください。
委員会やプロジェクトに入ったこと
社外活動や発表
社内表彰や改善提案
後輩育成、講師、研修担当
何か1つでもあったら、まずは**“とりあえず書いてみる”**のがおすすめです。
書き方次第で、見え方は大きく変わります。
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