こんばんは!
⚔️ 社会派FPのコウダイです。
新シリーズ『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法』の第9章へようこそ!
前回の第8章では、「毎月の税金がダイレクトに安くなる秘密兵器『iDeCo』の強みと、60歳まで引き出せない罠」についてお話ししました。
これでお金に困らないための仕組みはすべて揃いました!
でも、最後にどうしてもお伝えしておかなければならない、非常に重要な「終わりの兵法」があります。
それは、「育てたお金を、いつ、どうやって使うか(出口戦略)」というお話です。
「新NISAで資産が増えたら、いつ全額売却すればいいの?」
「もし途中で世界的な大暴落が来たら、怖くて売っちゃいそう…」
せっかく何年もかけてコツコツ兵力を蓄えても、終わりのルールを知らないと、最後の最後で大失敗して奈落の底に落ちてしまう危険があります。
今回は、簿記とFPの視点から、投資の果実を安全に収穫するための「負けない出口戦略」をどこよりも分かりやすく解説します!
❌ 罠その1:暴落が来た恐怖で、すべての兵力を撤退させてしまう(狼狽売り)
長期投資を何年も続けていると、リーマンショックやコロナショックのような「世界的な大暴落」が長期で投資を続けていれば、大きな下落局面を経験する可能性は十分あります。
画面の中で自分のお金が何十万円、何百万円と減っていくのを見ると、怖くなって全部売ってしまいたくなりますよね。
でも、ここで絶対にパニックになってはいけません。
これまで世界経済は、大きな暴落を経験しながらも長期的には成長を続けてきました。
ここで、僕の得意な簿記の視点(評価損と確定損の違い)でお話しします。
画面上で数字が減っているのは、あくまで「評価損(一時的な含み損)」であって、まだあなたの損失は確定していません。ここで売ってしまうことこそが、本当の「大敗北(確定損)」です。嵐が過ぎ去るまでじっと耐え、コツコツ買い続ける設定を崩さなかった人だけが、その後の大きな上昇気流に乗ることができるんです。
❌ 罠2:老後に「一括で全額キャッシュにする」という大失敗
「60歳や65歳になったから、新NISAの株を全部売って銀行口座に移そう!」
これも、実は効率の悪いもったいないやり方です。
FPのライフプランニング(資産の寿命を延ばす計算)の視点から見ると、老後に一括で全額引き出すのではなく、「使いながら、残ったお金には裏で働き続けてもらう」のが大正解です。
会社経営で言えば、「定年になったからといって、手持ちの優秀な設備をすべて二束三文で一気に売却してしまう」ようなもの。設備は稼働させ続けたまま、毎年必要な分だけを利益として受け取る方が、会社(あなたの家計)は圧倒的に長持ちします。
■ 軍師コウダイの戦略:増やすのは「自動」、使う時は「定率引き出し」で世界を味方にせよ!
じゃあ、僕たちは最後にどうやってお金を収穫すればいいのか?
結論は、「増やす時と同じように、使う時も『毎月一律◯%ずつ(定率)』自動で解約していく仕組みを作る!」です。
例えば、老後に資産を毎年4%ずつ取り崩していくと、残った96%のお金は新NISAの中で運用され続けるため、資産の寿命が驚くほど長持ちします。
これを4%ルールと呼びます。
4%ルールは、過去のデータをもとに提唱された資産取り崩しの考え方の一つです。将来も同じ結果になるとは限りませんが、出口戦略を考える際の参考になります。
僕の人生のテーマは、気合いや根性に頼らない「仕組みで勝つこと」。
入金するときも自動、そして老後に受け取るときも自動。これこそが、人生の最後までお金に困らず、ストレスフリーに生き残るための最強の兵法です。
正しい仕組みを武器にして、誰よりも手堅く、豊かな人生を切り拓いていきましょう。
ではまた!
参考文献:『貯金すらまともにできていませんが この先ずっとお金に困らない方法を教えてください!』(サンクチュアリ出版/大河内薫・若林杏樹 著)