【支援報告】訪問看護・障害者グループホーム・就労継続支援のコンサル失敗事例を紹介⑤

記事
コラム
FukushiVisionGroup株式会社の塚本です。
本日もコンサル失敗事例について、続きを共有いたします。

ぜひ楽しんでください。


本日から、株式会社C社における「障害者グループホーム」の具体的な経営支援内容についてお話いたします。


時期としては、精神特化型の訪問看護ステーションとほぼ同時支援であり、訪問看護ステーションのオペレーションが”やや”落ち着いてから支援を開始いたしました。



ここの課題は大きく3点あります。

①サービス管理責任者の職務怠慢による質の低下

②世話人・生活支援員の離職

③入居率悪化



また、これらの課題を解決するために、私たちは組織全体を見渡した時にグループ内のコンセンサス、連携、コミュニケーションにも大きな課題があることを把握しました。




1)世話人・サービス管理責任者との個別面談

私たちは、経営側と現場側のどちらか一方の話だけを聞いて状況や課題を判断することはありません。


必ず、どちらの意見も聞き、誤解点、合致点を探り経営改善を目指しています。

今回の面談も、株式会社C社の代表面談で得た情報を頭に入れつつ、現場に方々の意見についてヒアリングを行いました。


まず面談を行ったのは7人の世話人です。

7名の意見は、すべて一致して「サービス管理責任者への意見」でした。

つまり、彼らに言わせると現在働いている障害者グループホームの20名の職員は、サービス管理責任者と何かしらトラブルがあり、現状、とても酷い扱いを受けているとのことでした。



【具体的な酷い扱い】

・仕事中に利用者の前で、仕事について怒鳴られながらダメ出しをされる。

・クリスマスケーキの購入代を自腹で払わされる。

・専用ラインで仕事の相談をしても返信が一切ない。

・入社したばかりで、いきなり全ての仕事を任される。

・とにかく暴言がすごい。

・人の悪口を利用者に言いふらす。


などなど、どちらかと言えばパワハラ気質な女性上司だということが分かります。

また、このような状況は施設を支配する"女帝化”していることも把握できます。


これは現場の声を聴くだけでも、非常に難しい状況です。

次に話を聞いたのは「サービス管理責任者」です。



株式会社C社の代表も、4棟ある施設の職員も問題の発端はこの「サービス管理責任者」にあると考えていました。

私も、いろんな情報をヒアリングしていると、やはりサービス管理責任者に大きな問題があると踏んでいました。


結論から言うと・・・


”サービス管理責任者にも問題はあるが、運営統制すべて丸投げの状態を作った経営者にも問題はあった”


確かに職員さんからのインタビュー結果は、嘘偽りなく事実として発生していたと判断できました。


しかし、これはサービス管理責任者の業務管理を放置して、野放しに自由に様々なルールが曖昧な状態で運営させていた側にも責任があります。


つまり、どんなに優秀な人材もルールと管理がなければ”自分帝国”を作ってしまう可能性があるということです。


たしかにサービス管理責任者の女性は経験豊富で、現場感覚や利用者想いのある方で、第三者が聞けば優秀な側面もありました。

きっと、小さな自分独自の習慣が次第にルール化されてしまい、それが施設のルールとして定着しまったのだと思います。



彼女の言い分を聞けば、確かに同情する余地はあります。



これは一言でいうと「なんでも屋」になっており労働時間と業務範囲を大きく超えた仕事をすべて一人で担っていることです。


国保連の請求業務も、使い慣れていないGoogleシステムを強要され、一度しか社長からレクチャーを受けていないとなれば、請求業務も滞る可能性は十分にあります。


入居促進、人材採用、施設内オペレーション、家族対応、サービス提供カンファレンス、他職種連携、すべて一人で担うには少々、”荷が重かった”のは誰が見てもその通りです。



ただ、それでも業務を引き受け誰にも相談せずに、自分都合で仕事をしていたのは事実であり、その結果、利用者の金銭管理の不備、国保連請求業務の滞り、障害者低調管理の不備、大量の人材離職等で、実質的に損害を与えたことには責任を負うべきでもあります。



この責任は、経営者も同じように負うのが当然ですけどね・・



これまで計3回程度、業務内容の是正、進捗確認等、私たちがコンサルティング介入してから行いましたが、それでも本人に変化が見られなかったため、退職勧告となり、退職することになりました。


この退職させるという決断をしたのは、私は正しいと思います。

中々、採用できないサービス管理責任者ですが、それでも利用者の生活を支え、質の高いサービスを提供しながら、障害者グループホームとして、企業としての目的を果たすためにはやむを得ない決断だったと思います。


大変だったのは、この退職勧告を私たちに”やらせた”ことです。

経営者としては失格ですね。残念ながら。




続き ⇒ サービス管理責任者・施設責任者の採用支援



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら