今なお後の絶たない「児童虐待」。
大きく分けて5つに分かれますが、多くが「複合虐待」や「教育的虐待(毒親問題)」が最近の傾向とされています。
【身体的虐待】
一番わかりやすい例です。
・殴る、蹴る、叩く
・やけどを負わす
・激しく揺さぶる
・溺れさせる
・身体拘束(手足などの自由を奪う)
など
【性的虐待(性加害)】
・子どもへの性行為
・ポルノの被写体にする
・性行為を見せびらかす
など
【ネグレクト(育児放棄)】
・家の中へ閉じ込める
・食事を与えない
・ひどく不潔にする
・重い病気になっても病院へ連れて行かない
・親が他の異性や同性に走る
・ヤングケアラー(親がメンヘラ(病的)で、子どもが日常的に家事や世話を担うことが多い)
など
【心理的虐待】
最も心身に大きな影響を与える例です。
・暴言
・無視
・きょうだいへのひいき(差別的扱い)
・DV(家庭内暴力)を見せる
・親の口げんかを聞かせる
など
【教育的虐待(毒親問題)】
「子ども時代、親は'絶対'の存在」というのは「神が神でなかった」に近いという感覚かもしれません。
・過干渉、監視(子どもの意思、意見を奪う)
・子どもを利用する(子どもの手柄を横取りする)
・条件付きの愛情(結果だけをほめる)
・(子どもの)幸せを横取りする
・偏見(こだわり、完璧主義)
など
しかしこれはあくまで、「氷山の一角」でしかありません。
最近では、虐待の陰湿化が後を絶たないため、周りの人が気づかない事例が増えています。
虐待の原因は、特に「実家(生みの親)」が最も多いです。逆に、「義理家庭(里親や養両親などの育ての親)」は少ないです。受け入れる前に厳重な審査を通過しないといけません。
【頼れる人がいない】
特に田舎は過疎化、人口減少が最も激しく、またメンヘラ(精神系病的)の「当事者」が潜在化(潜伏化)しているためなおさらです。また、身近な人間関係(パートナーや親戚など)の理解や応援が乏しいこともあります。
【貧困】
現代社会は特に、「経済安定≒精神安定」という構成上、「貧困」と「精神不和」は切っても切れないものとなりました。
特にひとり親世帯の普及に伴い、よりこの問題が顕著になりました。
また、親の多くがアルバイトなどの非正規雇用や無職の場合も多く、ゆゆしき問題となっています。
当たり前ですが、子どもの場合は一部を除いては「自力でお金を稼ぐことができません」。そのため、子育ては「商売の外」の分野となり、キャリア形成の面ではマイナスに評価されることが多いです。
【ワンオペ(片親負担)】
「男は外で仕事、女は家で家事」という'固定観念'が未だに根強い日本において特に育児は多くの女性の負担になっております。
ただでなくても、現代人は多忙極まりないです。それにもかかわらず、この固定観念が令和時代の今でも根強いのは非常に厳しいものです。
【病気や障がい】
発達障がい(特にADHD)は気質特性上、毒親になる確率が高いです。また、サイコパス(反社会性人格障がい)や解離性障がい(多重人格)、自己愛性人格障がいなどのメンヘラ(精神系)は一度発症すると治ること(完治)はもうありません。
そして治療の多くは、薬物療法や認知行動療法のような'対症療法(その日その場しのぎ)'を地道に続けるしかありません。それも'年単位'という長いスパンです。
精神科医の杉山登志郎先生は「『児童虐待防止法』という名前はやめましょう。『子育て困難支援法』と変えるべき」とおっしゃいました。
子どもが一番つらいのは確かですが、その一方で親自身が「一番つらい」のです。
虐待、毒親問題はとにかく「引き算発想(いやなら素直に離れる手放す)」で、物理的にも精神的にも「距離を置く」しかありません。
とはいえ、特に未成年の子どもにはそう簡単にいかないものです。
私自身としては、「'子ども自身'が自分の意思で住む場所や家庭を選ぶことができる」法整備を願って止みません。