はじめに:誰かのひと言が、人生を変えることがある
「自分の意見をきちんと言えてますか?」
この質問をされて、ギクリとした人もいるかもしれません。
かつての僕もそうでした。
若いころの僕は、上司や先輩の顔色を伺ってばかり。
気に入られたい、嫌われたくない。そんな気持ちが先行して、
本当は疑問に思っていることにも、何も言わずに従ってい増田。
でも、ある日、そんな僕に対して、職場の先輩が言ったんです。
「何でそんな無駄なことしてるの?意味あると思ってやってる?」
その一言が、僕の働き方、
ひいては価値観までガラッと変わるきっかけになりました。
今日はそんな「僕の価値観を育ててくれた人」との出会いを通して、
環境や人との出会いがいかに人生に影響を与えるか、
そして「嫌な組織に留まり続けることの危うさ」について、
少しリアルに綴ってみたいと思います。
上司の言う通りが「正解」だと思っていた若手時代
僕がその先輩に出会ったのは、本社への異動がきっかけでした。
当時、僕は入社4年目。
まだまだ若手で、目立った実績もなく、正直、自分に自信が持てなかった。
だからこそ、異動先の職場で
「気に入られよう」「上司の期待に応えよう」
と必死でした。
その一環として、僕がとった行動は——
「とにかく言われたことを言われた通りにやること」。
たとえそれが非効率だと思っても。
おかしいな?と感じても。
黙って従う。それが“いい部下”の振る舞いだと、本気で思っていたんです。
「なんでそんなことやってるの?」の一言
そんなある日。ルーティンのように、
ある面倒な業務をこなしていた僕に、その先輩が言いました。
「なんでそれ、毎日やってるの?正直、無駄じゃない?」
僕は内心ドキッとしながらも、反射的にこう答えました。
「いや…上司に言われたので…」
すると、先輩はスッと立ち上がり、課長の席まで歩いていき、
こう切り出したんです。
「課長、〇〇くんにあの業務やらせてる理由って何ですか?彼なりに疑問に思ってて、私も意味がよく分からなかったので教えてほしくて」
…衝撃でした。
先輩は、僕の疑問を代弁してくれただけじゃなく、
「自分の意見をもって動くこと」の大切さを、体現して見せてくれたんです。
自分の言葉で「NO」を言う勇気
その一件以来、僕は少しずつ変わっていきました。
・「なぜそれをやるのか」
・「目的に照らして、意味があるか」
・「もっと良いやり方はないか?」
そんなふうに、自分の頭で考えるようになったんです。
もちろん、最初は怖かった。
「変なことを言って怒られたらどうしよう」と思う瞬間も多々ありました。
でも、先輩が見せてくれた姿を思い出すたびに、こう思いました。
「自分の意見を言わないと、結局誰も動いてくれないんだ」
「変なことをやらされ続けるのは、自分にも職場にもマイナスだ」
徐々に、僕はチームの中で「意見を持って動ける人」として
信頼されるようになり、やがてリーダーを任されるまでになりました。
環境が人を変える、本当にそう思う
この経験を通じて、僕が強く実感したことがあります。
それは、「人は、出会いによって変わる」ということ。
あの先輩がいなかったら、
僕はいまだに“いい子”を演じながら、
自分の意見を押し殺していたかもしれません。
自分で考え、動くことの大切さ。
人に伝える言葉の重み。
そして、時に上司にも「それは違う」と言える勇気。
どれも、あの先輩が教えてくれたことです。
「嫌な組織」からは、早く離れるべき理由
あのときの僕は、
「組織の空気」や「上司の顔色」に支配されていました。
でも、それは本来の自分をどんどん押し殺していく行為でもあります。
今、あなたが働く組織に疑問を感じているなら。
言いたいことが言えず、ただ言われたことだけをこなしているなら。
一度、環境を変えることを真剣に考えてみてほしい。
環境=人間関係です。
どんな人と仕事をするか、誰に影響を受けるかで、
あなたの人生は大きく変わります。
読んでくれたあなたへ。挑戦を恐れないで
最後に。
僕は人事として、数千人以上の面接に立ち会ってきました。
その中で思うのは、
「可能性にフタをしてしまっている人が多すぎる」ということ。
本当は変わりたい、成長したい、でも怖い。
そんな気持ち、僕も痛いほど分かります。
でも、だからこそ伝えたい。
「環境は、あなた次第で選び直せる」
「“この人についていきたい”と思える人と出会うことで、自分の人生は動き出す」
僕にとって、その先輩がそうだったように、
あなたにも、人生を変えるような出会いが待っているはずです。
幸せな人生を過ごすために、自分の価値観をアップデートして
頑張っていきましょう。
それでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。