「お金のために働くのは悪いこと?“収入=幸せ”のリアル」〜“やりがい”と“生活”の間で揺れるあなたへ〜

「お金のために働くのは悪いこと?“収入=幸せ”のリアル」〜“やりがい”と“生活”の間で揺れるあなたへ〜

記事
コラム

はじめに:「やりたいこと」より「稼げるか」が気になる時代

「この仕事、本当にやりたいことじゃないんですけど、給料がいいので…」
「やりがいより、まず生活を安定させたくて」

これは、僕が人事として若手社員や就活生と面談してきた中で、
何度も耳にしてきた言葉です。

かつては「好きなことで、生きていく」といった
キャッチフレーズがもてはやされました。

でも実際、僕らの多くは「お金のために働く」現実と
向き合いながら生きています。

では、「お金のために働くこと」は悪いことなのでしょうか?
そして、「収入が増えれば、幸せになれる」って本当でしょうか?

この記事では、僕が見てきたリアルな事例を交えながら、
「働く理由」と「お金」と「幸せ」の関係を深掘りしていきます。

第1章:「お金のため」は、立派な動機だ

まず、声を大にして言いたいのは、

「お金のために働く」は、恥ずかしいことでも悪いことでもない。
むしろ、誰もが持つ“当然の動機”です。

あるとき、僕の元に新卒3年目の社員が相談に来ました。

彼は大学時代に教育ボランティアに熱中し、
「子どもたちのために働きたい」という夢を持って、
ある教育系NPOに就職しました。

でも、実際に働き始めると、手取りは月14万円。
都内で一人暮らしを続けるには厳しく、副業のアルバイトで夜まで働く日々。

半年後、彼はこう言いました。

「やりたいことのはずだったのに、生活が苦しくて笑えなくなったんです…」
結局、彼はNPOを退職し、生活に余裕のある大手企業に転職しました。
今ではこう話しています。

「“やりがい”って、まず生活に安心感があって成り立つものなんですね」

第2章:お金が「すべて」ではない。でも「ないと詰む」

よくあるフレーズに、

「お金がすべてじゃない」
という言葉があります。

確かにその通りです。
でも逆に、「お金がないと、できないことが山ほどある」のも事実です。

・引っ越しや旅行など、自分の行動を変える自由
・健康を保つ食生活や睡眠、医療
・家族に安心を与える住まいや保険

こういった“人生の土台”を支えているのが「お金」です。

僕が金融機関で働いていたとき、
60歳手前でうつ病になってしまったあるお客様がいました。

聞けば、40年間、家族のためにひたすら働き続け、
ようやく退職目前というタイミングで、

「あれ、俺、この先どうやって生きるんだろう?」
「自分の人生、全部“家族のため”って言い訳にしてきただけじゃないか?」
と、ぽつりと漏らしたのです。

“お金のために働く”を否定せずに大切にすることは、
「お金の先にある人生をどう生きるか」を自分で選ぶための武器でもあるのです。

第3章:「やりがいか?給料か?」の二択に悩んだ僕の話

実は、僕自身もキャリアの途中で
「お金とやりがいの狭間」で揺れた経験があります。

金融機関で営業をしていた20〜30代の頃。
成績が出れば年収もどんどん上がり、
30歳ちょっとで年収1,000万円を超えていました。

けれど、心の中ではこんな疑問が膨らんでいました。

「自分が本当にやりたいことって、これだったっけ?」
「目標数字のために働く日々で、何のために生きてるんだろう?」
そんな思いもあり、転職活動を進めていた時に、今の会社と出会いました。
面接は合格。とにかく来てほしいというありがたいお誘いを受けました。
正直、年収は150万円以上下がる計算でした。

でも、人の可能性に関わる仕事がしたい。
そう思って、思い切って異動を決意。

数年後、僕は「この選択をして良かった」と心から思えるようになりました。
収入は下がった。けれど、自分の価値観に沿って働けている実感がある。

「お金のために働く」ことと、「やりがいある仕事を選ぶ」ことは、
二択じゃない。どちらにも向き合い、バランスを取るのが“長く続く働き方”だ。
この経験は、僕にとって大きな学びでした。

第4章:じゃあ、“本当の幸せ”って何なの?

ここで改めて考えたいのは、「幸せの定義」です。

収入が高ければ、幸せになれるのか?
お金が全てなのか?

世界中の幸福度調査では、
「年収が一定水準を超えると、幸福度は頭打ちになる」
という結果が出ています。

要は、

「年収400万円→600万円」は幸福度を上げるけれど、
「年収1000万円→1300万円」はそこまで変わらない。
では、収入と幸福の“つながり”はどこにあるのか?

僕の結論はこうです。

✅収入が「安心感」を与えてくれる
✅安心感が「心の余裕」につながる
✅心の余裕が「人間関係」や「挑戦」を生む
✅その結果、人生がより豊かになる
つまり、お金は「幸せそのもの」ではなく、
「幸せを広げるための土台」なのだと思います。

第5章:「自分が幸せになれる働き方」をデザインしよう

ここまで読んでくださったあなたに、問いかけたいことがあります。

「いまの働き方、本当に“自分のため”になっていますか?」
・毎朝、つらい気持ちで会社に向かっていませんか?
・人の目や評価ばかり気にして、本音を隠していませんか?
・「お金がもらえるから」と我慢を続けていませんか?

もしそうなら、そろそろ一度立ち止まって、
「自分が幸せになれる働き方」について考えてみてください。

その働き方は、

・給料が良い
・やりがいを感じる
・家族と過ごせる時間がある
・成長実感がある
・人間関係が良い

—— 人によって重視するポイントは違います。
でも、「収入」もその中の立派な要素の一つです。

我慢しすぎてはいけない。
でも、理想ばかり追いかけて迷子になるのも避けたい。

あなたに合った「リアルな幸せ」を、探してみてください。

まとめ:「お金のために働く」は、自分を守る手段

「お金のために働く」は、悪いことではない
幸せの土台を支えるのは、ある程度の収入
やりがいとお金は二択ではなく、バランスを取るもの
本当の幸せは、「自分の人生を選んでいる実感」から生まれる
働き方は、あなたの価値観でデザインできる
あとがき:あなたの「働き方」、一緒に考えてみませんか?
僕はいま、キャリア相談・転職相談・ライフプランの相談などを
個人で受け付けています。

・働き方にモヤモヤしている
・「お金のため」だけの毎日に違和感がある
・やりがいとのバランスが分からない
・転職するか、今の会社に留まるか悩んでいる

そんな方は、ぜひ一度、お話を聞かせてください。
きっと、見えていなかった可能性が見つかると思います。

気になる方は、私の固定記事を読んでくださいますと幸いです。
それでは、ここまでご覧くださり、ありがとうございました!
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