【うつ病・繊細さん】「早く抜け出したい」と焦ってしまう、うつ病・繊細さんへ ― 小さな希望は、苦しみの中に残っていることがある ―

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コラム
作家の志茂田景樹先生に、こんな言葉があります。

「今という充たされない状況から、一刻も早く抜け出そうとするより、その状況の中で小さな希望を見つけてみる。それを大きな夢に変えて目指すほうが近道になる」


私はこの言葉を読んだとき、とても心に残りました。

うつ病や繊細な気質を持っていると、「今の苦しさから早く抜け出したい」と思うことが本当に多いです。

つらい。
苦しい。
しんどい。

だから、「なんとかしなきゃ」と必死にもがく。

でも、不思議なことに、抜け出そうともがけばもがくほど“苦しんでいる自分”ばかりが見えてしまうことがあります。

「今日も動けなかった」
「また考え込んでしまった」
「まだ元気になれない」

そんなふうに、自分の“できなかったこと”ばかり数えてしまうのです。

これは心が弱いからではありません。

人は不安やストレスが強いとき、危険や失敗に意識が向きやすくなります。
うつ状態のときほどネガティブなことばかりが目につきやすいのです。

だからこそ、“小さな希望”を見ることはとても大切なのだと思います。

ただ、小さな希望というのは派手ではありません。

むしろ、見逃してしまうくらい静かなものです。

例えば、

「今日は少し眠れた」
「好きな曲を聴いて少し落ち着いた」
「空がきれいだと思えた」
「温かい飲み物がおいしかった」

そんな、本当に小さなこと。

でも、心が疲れているときほどこういう小さな光が大事だったりします。

私自身、充たされないと感じる時期は何度もありました。

「このままでいいのかな」
「どうしてこんなにつらいんだろう」

そんなことばかり考えて、一刻も早く抜け出そうとしていた時期があります。

けれど、焦れば焦るほど、“焦っている自分”しか見えなくなっていきました。

苦しみを消そうとするほど、苦しみが濃く感じられてしまうのです。

でもある時から、「今の苦しみの中にも、小さな希望は残っているのでは」と考えるようになりました。

すると、少しだけ景色が変わりました。

もちろん、急に元気になったわけではありません。

苦しい日は相変わらずあるし、動けない日もあります。

それでも、

「今日は少し笑えた」
「文章を書けた」
「好きな香りに安心した」

そんな小さな出来事が自分を支えてくれていることに気づいたのです。

希望というのは、最初から大きなものではないのかもしれません。

むしろ、小さくて、弱くて、見落としてしまいそうなもの。

だからこそ、“探そう”としないと見つからないことがあります。

世の中では、「夢を持とう」「前向きになろう」という言葉をよく見かけます。

でも、うつ病や繊細な状態のときは、そんな大きな言葉が苦しく感じることもあります。

未来を考える余裕すらない日もあるからです。

だから最初から、大きな夢を持たなくていい。

まずは、

「少し心が落ち着くもの」
「少し安心できる時間」
「少し好きだと思えるもの」

そういう“小さな希望”を見つけることからで十分なのだと思います。

その小さな希望は、今すぐ人生を変えてくれるわけではないかもしれません。

でも、あとから振り返ったとき、自分を支えてくれていた“種”になっていることがあります。

だからもし今、充たされなさや苦しさの中にいるなら、無理に急いで抜け出そうとしなくても大丈夫です。

まずは、「この苦しみの中にも、小さな希望はないだろうか」と、そっと探してみてください。

きっとその小さな光が、少しずつあなたの心を照らしてくれるはずです。



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