「自分のこういう性格、本当に変えたいな」
そう思って何度も挑戦してみたけれど、気がつくといつもの自分に戻っている。
そんな経験はありませんか?
「どうして私はいつもこうなんだろう」と、自分の根深い部分に底知れぬ諦めを感じてしまうこと、ありますよね。
でもね、まずはその「変えたい」と願ったご自身の優しいエネルギーを、どうか否定しないでほしいのです。
変わりたいと思うのは、あなたが今よりもっと心地よく生きたいと願っている素敵な証拠ですから。
僕は、これまで多くの方々の人生や将来への不安、お仕事の悩みなどに耳を傾けてきました。
その中で気づいたのは、私たちが「変えたい」ともがいている性格の裏側には、実はこれまでのあなたを守ってきた大切な理由があるということです。
例えば、どうしても慎重になりすぎて行動できない性格。
それは言い換えれば、あなたが傷つかないように、周りの人を傷つけないようにと、一生懸命に危険を察知してくれていた「優しさの防衛本能」かもしれません。
あるいは、すぐに周りに気を遣って疲れてしまう性格。
それは、場の空気を穏やかに保とうとする「細やかな気配りの才能」の裏返しでもあるのです。
あなたが「頑固で変わらない根性」だと感じているものは、実はあなたの心が長い年月をかけて作り上げた、自分を守るための大切な鎧(よろい)のようなもの。
だからこそ、無理に引き剥がそうとすればするほど、心は危機を感じてギュッと固くなってしまい、変わることを拒んでしまうのですね。
変われない自分にガッカリしたときは、どうか自分を責めるのを少しだけお休みしてみてください。
「あぁ、私はこれまで、この性格のおかげでなんとか持ちこたえてこられたんだな」
そうやって、まずは変われない頑固な自分を、そのまま「お疲れ様」と認めてあげることから始めてみませんか。
性格を180度ガラリと変える必要なんて、どこにもありません。
大切なのは、その根深い性格を持ったままで、どうすればあなたが少しでも生きやすくなるか、ということです。
変わりたいと悩むほど一生懸命なあなたの心が、今日は少しでもふんわりと軽くなりますように。
心理カウンセラーとして、あなたの心が穏やかな休息時間を迎えられるよう、いつでもここで応援しています。