もう心は決まっているのに、どうしても「その一言」が言えなくて、胸の奥がチクチクと痛み続けていませんか?
本当は自分自身が一番苦しくて、今すぐにでもこの関係を終わらせて楽になりたいはずなのに、いざ伝えようとすると相手の顔が浮かんでしまう。
「今は彼の仕事が一番忙しい時期だから、今言うのは可哀想かな」「来月の大きな出張が終わるまでは、私がもう少しだけ我慢して泳がせておこう」
そんな風に、最後の最後まで相手の人生や仕事のスケジュールに配慮して、自分の感情を後ろ回しにしてしまう。
そんな優しすぎる選択をして、一人で静かに涙をこらえている繊細な女性は、実はとても多いのです。
心理カウンセラーとして、僕はそんなあなたの健気で、どこまでも深い優しさに、まずは心から「お疲れ様」と伝えたいです。
別れ話という、自分にとっても人生の大きなエネルギーを使う場面でさえ、相手のプロジェクトの成功や体調を思いやれるなんて、なかなかできることではありません。
繊細な気質を持つ方は、相手の状況や心の動きを、自分のことのように敏感に察知する素晴らしい力を持っています。
だからこそ、「今これを言ったら彼はどれほどショックを受けるだろう」「仕事に支障が出てしまったら申し訳ない」と、未来の相手のダメージまで先回りして想像して、苦しくなってしまうんですよね。
でもね、少しだけ立ち止まって、あなたの胸に手を当てて考えてみてほしいのです。
相手の仕事や人生を守るために、あなた自身の心はどれほど擦り切れて、傷ついているでしょうか。
「来月になれば」「この忙しさが落ち着けば」とタイミングを待っている間も、あなたの時間は刻一刻と流れていて、あなたのエネルギーは削られ続けています。
相手への配慮はとても美しいものですが、それによってあなた自身がボロボロになってしまうのだとしたら、それは少し悲しいことだと僕は考えます。
恋の終わりに向かうときくらい、誰の都合でもなく、あなたの「もう限界だよ」「今すぐ楽になりたい」という心の声を一番に選んであげてもいいんですよ。
冷たいように思えるかもしれませんが、彼が仕事のピンチを乗り越えられるかどうかは、最終的には彼の課題であり、あなたが背負うべき責任ではありません。
あなたがどれほどタイミングを計って優しく伝えたとしても、別れの痛みが完全にゼロになることはないのです。
だからこそ、これ以上あなたの大切な心をすり減らしてまで、完璧なタイミングを待ち続ける必要はありません。
今回は、そんな風に周りのことばかりを気遣って、自分の痛みを後回しにしてきた自分自身の心に、そっと寄り添ってあげてくださいね。
まずは「本当によく頑張ってきたね」と、自分をたくさん褒めて、抱きしめてあげることから始めてみましょう。