画面の向こうの数ピクセルに心が揺れる。繊細さん(HSPさん)がSNSの「モザイク写真」から深読みして自爆しちゃう理由

記事
コラム
SNSのタイムラインを何気なくスクロールしているとき、ふと目に留まる一枚の集合写真。

共通の知人がアップしたその写真の端っこに、大好きなあの人や、少し気になる相手の姿が映り込んでいるのを見つけた瞬間、心臓がどきっと跳ね上がることってありませんか?

しかも、その相手の周りには、家族らしき人たちの姿がぼんやりと映っていて、お顔にはしっかりとモザイクがかけられている。

普通なら「あ、みんなで集まったんだな」とスルーするような場面でも、繊細な気質を持つあなたは、どうしてもそこで指を止めてしまうのではないでしょうか。

気づけばスマートフォンの画面を指でぐーっと大きくピンチインして、心の目をこれでもかと凝らしながら、そのモザイクの向こう側を必死に解析しようとしてしまうんですよね。

ほんの数ピクセルしかないような、ぼやけたシルエットや影の形、体と体の距離感。

それだけのわずかな情報から、「あの人は今、お家でどんな立ち位置にいるんだろう」「本当はどのくらい幸せなんだろう」と、相手の家庭での幸福度まで測定しようとしてしまう。

そうやって画面をじっと見つめて、あれこれと想像を巡らせているうちに、胸の奥がキリキリと痛み出して、最終的には勝手にショックを受けて自爆してしまう。

スマホを閉じたあとに、「私、一体何をやっているんだろう……」と、どっと押し寄せる自己嫌悪と疲労感に包まれるそのお気持ち、本当に本当によく分かります。

心理カウンセラーとして、僕は、あなたがそんな風に深読みをしてしまうのは、決してストーカー気質だとか、おかしなことだとは思いません。

むしろ、それだけ相手のことを大切に想っていて、なおかつ、目に見えない空気感や微細な変化を察知する能力が、人一倍優れているからこその行動なのだと受け止めています。

繊細さん(HSPさん)は、日常のあらゆる情報を受け取るレシーバーの感度がとても高いので、写真の「余白」や「雰囲気」といった抽象的なものから、無意識にたくさんのメッセージを読み取ろうとします。

モザイクで隠されているからこそ、その奥にある「本当の真実」を知りたくなって、あなたの素晴らしい想像力がフル回転してしまうんですよね。

でもね、ほんの少しだけ立ち止まって、僕と一緒に考えてみてほしいのです。

その数ピクセルのモザイクからあなたが導き出した「あの人の家庭の様子」や「幸福度」は、本当に現実の姿なのでしょうか。

SNSに切り取られて載せられる写真というのは、その人の人生の、ほんの1秒にも満たない「切り取り線」に過ぎません。

たまたまその瞬間、光の加減でそう見えただけかもしれないし、ポーズの都合でその距離感になっただけかもしれないのです。

そこに、あなたの「こうだったらどうしよう」という不安なフィルターが重なることで、まるでそれが決定的な真実のように見えてしまっているだけなんですよ。

画面を拡大して解析を始めそうになったときは、「あ、今、私の高精度なセンサーが暴走しかけているな」と、そっとスマホを裏返してみる練習をしてみましょう。

あなたが本当に大切にするべきなのは、画面の向こう側のぼやけた世界ではなく、今、あなたの目の前にある穏やかな時間と、あなた自身の温かい心なのですから。


サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら