「何でも言ってね」が怖くて言えないあなたへ。繊細さん(HSPさん)が感じる「隠れた命令」と心の守り方

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「何でも言ってね」

相手が優しく微笑みながら投げかけてくれるこの言葉。普通なら安心するはずのフレーズなのに、それを聞いた瞬間に、心がスッと冷たくなったり、喉の奥がギュッと詰まったりすることはありませんか?

繊細な気質を持つあなたは、その言葉の裏側にある「空気」を誰よりも敏感に感じ取ってしまうんですよね。本当は何でも言っていいわけじゃない。本当に何でも言ったら、相手が困ったり、嫌いになったり、離れていったりすること。これまでの経験から、あなたは痛いほど知っているのだと僕は思います。

だからこそ「何でも言ってね」という言葉が、今のあなたには「私の気分を害さない、物分かりの良いあなたのままでいてね」という隠れた命令のように聞こえてしまう。そうやって相手の顔色を伺いながら、自分の本当の気持ちを飲み込むことが、どれほど孤独で、どれほどエネルギーを使うことか。

心理カウンセラーとして、僕はこう考えています。あなたがその言葉を信用できないのは、あなたがひねくれているからでも、わがままだからでもありません。それは、あなたがそれだけ相手の気持ちを大切にしようと努めてきた、優しさの裏返しなんです。

「嫌われたくない」という思いは、それだけ相手との関係を大切にしたいという純粋な願い。でも、その願いが強すぎるあまり、いつの間にか自分の居場所がなくなってしまう。相手に合わせることでしか自分を保てない状況は、本当に苦しいですよね。

「何でも」と言われて、もし本当に不満や弱音を吐き出したら、相手の表情が少し曇る。その一瞬の「陰り」を繊細なあなたは逃しません。そして「あぁ、やっぱり言わなきゃよかった」と激しく後悔して、また自分を閉ざしてしまう。そんなループを何度も繰り返してきたのではないでしょうか。

僕は、人間関係において「何でも言える」状態というのは、実はとても高度な信頼関係の上に成り立つものだと考えています。だから、出会って間もない人や、まだ信頼を築いている途中の相手から言われる「何でも言ってね」に違和感を抱くのは、むしろ自分を守るための健全な防衛反応なんです。

あなたは、相手の期待に応える天才です。でも、これからはその才能を、少しだけ自分のために使ってみませんか。相手が求める「物分かりの良い私」を演じ続ける必要はありません。

まずは、自分の心の中で「あ、今、私、無理して飲み込んだな」と気づいてあげるだけでいい。無理に本音をぶつけようとしなくて大丈夫です。飲み込んだ言葉が喉にあることを、自分だけは分かってあげてください。

心理カウンセラーとして、あなたのその「言えない苦しみ」をまるごと受け止めたい。あなたが「何でも」言えなくても、少しずつ、自分のペースで心を開いていける場所があることを忘れないでくださいね。

あなたはもう、十分に頑張ってきました。これ以上、自分をすり減らしてまで「物分かりの良い人」でい続けなくても大丈夫。僕は、そのままの、揺れ動くあなたの心に寄り添い続けたいと思っています。


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