ふとした瞬間に、幼い頃や学生時代に描いていた「夢」を思い出すことはありませんか?
「プロのピアニストになりたかった」「世界中を旅したかった」「絵を描いて生きていきたかった」
そんな、キラキラした、でも今はどこか遠くなってしまった記憶です。
大人になり、日々の仕事や家事、人間関係に追われていると、「今さら夢なんて……」と、心の奥にそっと蓋をしてしまいがちですよね。
でも、僕は思うんです。夢には「有効期限」なんてないんだよ、って。
もちろん、当時思い描いていた形と全く同じ方法で叶えるのは、難しいかもしれません。
でも、今のあなただからこそできる「新しい形」で、その夢に触れることはいくらでもできるはずです。
たとえば、プロのピアニストにはなれなかったけれど、お気に入りの電子ピアノを買って、週末に一曲だけ大好きな曲を練習してみる。
世界一周は無理でも、一泊二日で少し背伸びをした素敵なホテルに泊まり、異国の料理を楽しんでみる。
画家にはならなかったけれど、真っ白なキャンバスと絵の具を揃えて、今の自分の気持ちを色に乗せてみる。
これだって、立派に「夢を叶えている」ことだと、僕は考えます。
大切なのは、結果を出すことや誰かに認められることではなく、「自分の心を満たしてあげること」なんです。
僕が心理カウンセラーとして多くの方のお話を聞いていると、皆さん本当に一生懸命、誰かのために頑張っていらっしゃいます。
「ちゃんとしなきゃ」「期待に応えなきゃ」と、自分の本音を後回しにしてしまう優しい方がとても多い。
だからこそ、時には自分のために「わがまま」になってもいいんじゃないかな、と感じるんです。
昔の夢を新しい形で叶えることは、過去の自分と握手をして、今の自分を認めてあげる作業でもあります。
「あの時の私、あんなに情熱を持っていたんだね。忘れてなくてごめんね。形は変わったけれど、今こうして楽しんでいるよ」
そうやって心の中で語りかけてあげると、不思議と今抱えている悩みや疲れが、少しだけ軽くなるような気がしませんか?
夢を追いかけるのは、若者だけの特権ではありません。
むしろ、酸いも甘いも噛み分けてきた大人だからこそ味わえる、深い感動や楽しみ方が必ずあります。
無理に大きく動こうとしなくて大丈夫。
まずは、昔好きだったものを一つだけ思い出して、今の生活の中に小さく取り入れてみてください。
あなたの人生の主人公は、他の誰でもない、あなた自身です。
今のあなたが心地よいと感じる「新しい夢の形」を、一緒に探していきましょう。
僕は、そんな風に自分の心に素直に生きようとするあなたを、いつも心から応援しています。
完璧じゃなくていい。少しずつ、自分を喜ばせる練習をしていきましょうね。
心理カウンセラーの「うさぴょん」より。