昨日、あんなに甘い言葉をささやき合って、あんなに温かい体温を感じていたのに。
朝起きて、彼からの連絡が少し遅いだけで、胸の奥がキュッと締め付けられるような感覚になること、ありませんか?
「昨日のあの言葉は、嘘だったのかな?」 「本当はもう、私のことなんて忘れてしまったんじゃないか」
そうやって、昨日までの積み上げてきた愛が、まるで砂のお城が波にさらわれるように、一瞬でゼロに戻ってしまう。
繊細な心を持つHSPのあなたにとって、「愛されている証拠」の有効期限は、驚くほど短く感じられてしまうものですよね。
心理カウンセラーとして、僕はそんなあなたの「切実な寂しさ」を、まずはそのまま抱きしめてあげたいなと思います。
今回は、そんな風に不安でいっぱいになってしまう時の心の守り方について、お話しさせてくださいね。
繊細な気質を持つ方は、周囲の空気感や相手の表情、些細な変化を誰よりも敏感にキャッチします。
それは素晴らしい才能なのですが、恋愛においては「連絡の間隔」や「文章の熱量」といった小さな変化に、どうしても過剰に反応してしまうことがあります。
相手が忙しいだけだと頭では分かっていても、心が「嫌われたかもしれない」という警報を鳴らして、昨日までの幸せな記憶を塗りつぶしてしまうのです。
僕は、あなたが「愛の有効期限が短い」と感じるのは、それだけ目の前の相手を、一分一秒を大切に、全力で愛しているからだと思うのです。
でも、ずっと全力疾走では、あなたの心が疲れてボロボロになってしまいますよね。
もし、不安の波がやってきたら、少しだけ深呼吸して、自分にこう声をかけてあげてほしいんです。
「今は、不安の魔法にかかっているだけだよ。彼の中にある愛は、形を変えずにそこにあるよ」と。
愛は、言葉にしていない時でも、連絡を取り合っていない時でも、地下水のように静かに、ずっと流れ続けているものです。
それは昨日と今日でパッと消えてしまうような、頼りないものではありません。
もし彼からの返信が遅くても、それは「愛が冷めた」のではなく、単に「彼は今、彼の世界で生きている時間」なのだと捉えてみてください。
そして、その待ち時間に、あなたも「あなたの世界」を少しだけ彩ってみませんか?
好きなお茶を淹れる、お気に入りの入浴剤でゆっくりお風呂に浸かる、そんな小さなことで構いません。
相手からの「愛の証明」を受け取ることだけで心を満たそうとすると、どうしてもその有効期限に振り回されてしまいます。
自分自身で自分の機嫌を少しずつ取れるようになると、不思議と「愛の有効期限」は、明日、明後日、そして一週間後へと、少しずつ伸びていくものですよ。
あなたは、今のままで十分に愛される価値がある女性です。
昨日までの愛を疑わなくて大丈夫。僕は、あなたのその繊細で優しい愛が、いつか穏やかな安心感に包まれることを心から願っています。