大好きで、大切で、目の前にいるだけで胸がいっぱいになる。
そんな「幸せの絶頂」にいるとき、ふと、胸の奥がザワザワすることはありませんか?
「もし、この幸せが明日終わってしまったら?」 「もし、彼に嫌われてしまったら、私は生きていけるのかな……」
そんな不安に飲み込まれそうになって、あえて最悪の別れシーンを脳内でシミュレーションしてしまう。
冷たく突き放される言葉や、二度と会えなくなる瞬間をリアルに思い描いて、勝手に悲しくなって、一人で泣いてしまう。
実は、そんな「予行演習」をしてしまう繊細さんは、とても多いのです。
心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
今回は、幸せであればあるほど、なぜか「終わり」を準備してしまう、あなたの優しい心についてお話しさせてくださいね。
あなたは決して、ひねくれているわけでも、ネガティブすぎるわけでもありません。
むしろ、それだけ相手のことを深く、誠実に愛している証拠だと僕は思います。
繊細さんは、人一倍、喜びや感動を深く受け取ることができる素敵な力を持っています。
でもその反面、失ったときの衝撃や痛みも、人一倍強く感じてしまうことを、自分自身でよくわかっているんですよね。
だから、いざという時に心が粉々に砕けてしまわないように、あらかじめ「悲しみの予防接種」を打とうとしているんです。
脳内で最悪の事態を練習しておくことで、心の衝撃を少しでも和らげようとする、あなたなりの「自己防衛」なんですよね。
それだけ自分を、そしてこの関係を大切に守ろうとしている健気な姿に、僕はいつも「本当によく頑張っているね」と声をかけたくなります。
でも、せっかくの幸せな時間に、悲しい練習をして涙を流すのは、少しだけもったいない気もしますよね。
もし、また「別れ話の練習」が始まりそうになったら、こう考えてみてください。
「ああ、私は今、それくらい彼のことが大好きなんだな」 「失うのが怖いくらい、今の私は幸せなんだな」
そうやって、自分の不安を「愛情の深さ」として認めてあげてほしいんです。
不安は、決して悪いものではありません。
「怖い」という感情は、あなたが今、最高に輝く宝物を持っているというサインです。
未来の「かもしれない」悲しみのために、今この瞬間の「確かな」温もりを犠牲にしなくても大丈夫ですよ。
たとえ予行演習をしてもしなくても、未来のことは誰にも分かりません。
だったら、今はただ、目の前の彼の優しい体温や、柔らかな声、一緒に笑い合える時間を、全身で味わい尽くしませんか?
もし心が疲れ果ててしまったときは、いつでも僕を頼ってください。
あなたのその繊細で美しい心が、少しでも穏やかな光に包まれるよう、ずっと応援しています。