中学校生活10

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思い出したことがあったので、書き留めたいと思います。

私がまだ小学生のころ…あれは何年生だったかな、
5年生くらいだったと思う。

ある女子生徒数人に
「話があるから体育館のステージ下にきてよ」
と言われた。
その小学校はステージの下が倉庫のようになっており、暗い物置のようになっていた。

そこに呼び出されたのだ。

私はなんだろう、と
言われた時間にステージの下に行った。

そこには呼び出した女子生徒と他に数人がいて
私がくると、サッと私を取り囲んだ。

そして
「お前さぁ、邪魔だし目障りだから、死んでくれない?屋上から今すぐ」
と、唐突に言われた。

私は、その辺りには多分「感情」というものを無くしていたのか
「わかったよ、今から屋上いくから着いてきてよ」
と言った。

そしたら、一瞬ビクっとして
「……、目の前で死なれたら、こっちが迷惑だからいいよ、ストレス発散にはなるからな」
とだけいって、どこかに行ってしまった。

私は、悲しいとか辛いとかそういう感情を失ってしまったと思う。

話しを前回までのに戻そうと思う。

おばさんの家から中学校に通うことになって、今までの自分はもう捨てよう!と思っていた。
もう半年だけど、地域も違うし知り合いもいないし、今度こそはイジメられることはない!

と…。

それと同時進行で、父の財産の話も進んでいた。

財産関係でどうしても父の兄と話しをしなければならない。
そして、家庭裁判所にもいかなければならなかった。

家庭裁判所では、いろいろな話を聞いた。
私が「財産を放棄することで家もなにもなくなる」こと
「財産を引きつぐと負債も引き継ぐことになる」
など…。

私は、これだけの人(親戚や兄、母親など)が、財産を欲しいと思っているけど、私は要らない…。どの大人も「責任」の擦り付け合いだった。

そんな勝手な大人の金銭欲には15歳ながら呆れた。

私はおばさんや兄がいる前で、そこにいた弁護士さんに

「財産放棄します」

と伝えた。

私の意思は裁判では通るようだ。

だが、周りは黙ってはいなかった、

それまでおばさんも優しくしてくれたが、急に態度を変えた。

それでもいい、自分でおばさんのところに行くと決めたし、お世話になるのだから覚悟の上だった。

それから毎日毎日、ネチネチと嫌味を言われた。

新しい学校生活が楽しければそれでいい、
そう思っていた。

転校初日

校長室で挨拶をし、先生に連れられて教室に入った。

みんなの前で挨拶をし、自分の席を案内されたのでそこに座った。

が!!

いきなり席を離された!

え?!

まだ名前もなにも知らない人に…。

休み時間も話しかけてくる人はおらず…

ものの数分でまた

イジメが始まったのだ。

そこの学校は、前の学校より酷かった。

先生の目の前でイジメをする。
無視、〇〇菌…また同じことの繰り返しだった。
挙句には「せんせー、この人要らないんだけど」と先生に言う
そして先生は笑っている…

あぁ…終わった…。

もうココにも居場所はない…。

そして、ある日の登校時間、私がいつも通り校門から歩いて学校に向かっていた。

ん?何か大声がする

ふと校舎を見ると、全校生徒が窓から顔を出し

「来るな!!帰れ!」
と私に向かって叫んでいた。

私は、下を向いたまま校舎に入っていった…。

その日をどう過ごしたかは、覚えていない。

全てを無くした。

私には財産も友達と呼べる人もいない
親もいない

おばさんの家に送り出してくれた友達のお母さんは、私がその家を出るときに、友達にバレないように私にこういった

「もう関わらないで」
と…。






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