「せっかくココナラで稼いだのに、税金を取られたくない。」
あなたもそのように感じているのではないでしょうか?
納税は国民の義務であり、利益があれば税金を納める義務が発生します。
その義務を果たさない場合は脱税となり、法令により処分されます。
しかし、制度に従って課税額を圧縮することであれば可能です。
今回は、太陽光発電収入を利用したココナラ所得圧縮方法を説明します。
ココナラ所得は雑所得に分類される
まずは、ココナラでの所得の取り扱いについて確認しましょう。
副業としてのココナラの収入は「雑所得」に分類されます。
所得には、給与所得や事業所得、不動産所得など様々な種類があります。
そのどの所得にも当てはまらない所得が雑所得です。
雑所得に分類されるのは、次のような収入です。
・副業による原稿料等
・FXや仮想通貨による利益
・年金
・印税
・太陽光発電収入
雑所得の所得金額計算方法
雑所得の計算方法は次の通りです。
収入額-必要経費額=雑所得額
雑所得に係る収入がいくつもある場合、
収入ごとに上記計算を行った上で合算します。
つまり、損失が発生している雑所得があれば、
他の雑所得の利益を圧縮することができるのです。
太陽光発電収入は損失計上できる
利益を圧縮するために損を出しては意味がありません。
現金収入を確保しつつ、税金上の損失を計上することが必要です。
利益が上がれば課税されるということを考えると、
矛盾しているように感じるかもしれません。
しかし、太陽光発電収入であればそれが可能です。
太陽光発電収入のキャッシュフロー
太陽光発電の現金収入は、電力会社への売電額です。
また、発電分自家消費による電気代削減分も実質的な収入です。
その収入に対して、ローンの支払いが支出となりますが、
それを控除後のキャッシュフローがプラスになることは十分にあり得ます。
太陽光発電収入の所得額計算方法
税金計算上の考え方は少し上記と異なります。
収入は売電額のみ、経費は減価償却費+利息です。
減価償却費とは、発電設備設置費用を耐用年数17年に分割したものです。
例えば、170万円で設置した場合、10万円が1年間の金額となります。
ただし、自家消費分と按分することは必要です。
売電額から減価償却費と利息を差し引いてマイナスになる場合は、
そのマイナス分を他の雑所得から控除することが可能です。
FIT(固定価格買取制度)適用中は難しいかもしれませんが、
適用終了後であれば十分マイナスになる可能性はあります。
所得がマイナスだからといって申告をしないのではなく、
申告することによりココナラ所得を圧縮していきましょう。
知らなきゃ損!太陽光発電でココナラ所得を圧縮する方法とは? (まとめ)
いかがでしたでしょうか?
今回は、太陽光発電所得を活用して雑所得を圧縮する方法を説明しました。
雑所得額計算時は、各収入の損益を通算することになります。
FIT期間終了後の太陽光発電は税金計算上損失が発生する可能性があり、
それを利用すれば全体の雑所得額を圧縮することが可能です。
損失発生時も忘れずに申告して、少しでも利益を確保していきましょう。
本記事はあくまで制度の概要について説明したものです。
申告手続に迷う場合は、税務署等へ相談し確実な申告を行ってください。
今回は太陽光発電によるココナラ所得圧縮について説明しましたが、
まずは、売上を積み重ねていくことが大切です。
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