「アメ横の磨き神」

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【純銀製品】



18歳の時アメ横のセンタービル内にあった
「唐沢宝石店」と言う店で働いた事があり
俺はまだ若かった為高額商品を扱えなくて
安物のアクセサリー販売を担当してた
ウフフ♪(。-艸・。)

でも高額商品の貴金属をせめて触りたくて
貴金属を磨かせてくれと頼み数百万以上の
宝石やアクセサリーや時計を触りまくって
鏡の様に磨き続けてしまってた

その中でも銀の懐中時計や指輪や腕時計や
ブレスレット等が展示してあったが見た目
なんか純銀特有の鏡みたいな輝きが無くて
どんよりと曇ってる

なので店長に「何故純銀なのに雑誌で見る
鏡みたいな輝きが無いのですか?」と尋ね
すると「銀は放っておくと酸素が結合して
酸化するから曇るんだ」と言う

その事を聞き俺は純銀商品を触りたいから
ここぞとばかりに「磨かせてください!」
と言うと快く磨かせてくれる事になったが
渡されたのはシルクのスカーフだったので
これで拭くのだろうかと一瞬悩んだ

そしたら店長が「これで磨いて」と言って
更に「洗剤や水拭きは絶対にダメ」と言い
乾拭きのみでこの純銀を鏡みたいに輝かせ
生まれ変わらせないといけなくなった

仕方なくシルクでゴシゴシと磨き始めると
見る見るうちに銀製品が輝きを戻していき
鏡の様になっていくから驚いてしまい俺は
凄く感動してしまって夢中で銀製品を磨き
全体をピカピカに仕上げていく
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

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【磨き職人】



俺は磨けば鏡の様にし上がる純銀製品見て
嬉しくて癖になってしまい時間を忘れ磨き
その日1日中磨き続け商品2つ鏡面仕上げに
する事が出来てご満悦になれた
ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪

翌日も純銀製品を暇さえあれば磨き続けて
ピカピカにする事をやめられず全ての物を
鏡面仕上げにすると決心したら俺に何かが
取りつき純銀磨きの神へと変貌させた

この頃の俺は高校卒業後デニーズに就職が
決定してこの宝石店を辞めるまでの時間が
残り3か月を切ってたからその間に全ての
銀製品を磨き切らなけらばならない

なのでさぼってる暇がなくどんどん磨いて
気が付くと後数個だけになってそこで俺は
1番汚れてて1番磨き難い45万円の自動巻き
純銀製懐中時計を磨き始める事にした

すると想像以上に磨き難く真にラスボスで
特に表面に彫刻された模様の隙間の汚れが
あまりにも酷くてゴシゴシこすっても全然
綺麗にならず俺はそれでも必死に磨き続け
やっとの思いで1部分だけ汚れを落とせた

この調子だと店を辞める日まで懐中時計を
磨き切れるか不安になって俺はいつも以上
必死に磨き模様の凹凸に溜まった酸化銀を
どんどん落としていく

しかしそれでも凄く大きな懐中時計なので
全体を磨き切るにはかなりの気合と日数が
必要だと解って店長に飽きられる程夢中に
磨き続けるしか終わらせる方法が無かった
(# ゚Д゚)フンガフンガフンガ
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