【これは、この人の役に立っているか?】人に奉仕したい気持ちの裏にある危険

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「人に奉仕したい」と思った背後に潜む考えについて、お話しさせてください。

もともと人を助けたいと心から願っていたのに、なぜか心が疲れてきてしまうと感じている方、私もその気持ちをよく知っています。
介護ケアの現場で感じた経験を共有したいと思います。

介護ケアをする際、ケアが必要な方を無意識に弱者とみなすことがありました。
ケアの提供者として、自分はたくさんのものを相手に与えていると思ってしまうことも。
だけど、その考えが、実は相手から多くのものを奪っているのではないかと感じることも。

相手の自尊心や価値観、誠実さ、全体性。
これらの大切なものを奪い、自分が優位にあると感じることが、時には自己嫌悪に繋がることも。

この業界に足を踏み入れる方の多くは、他者を助けたいという純粋な心から始めるはず。
でも、その純粋さが、自分を守る力が弱まっている時、ネガティブな方向へと導くことがあるのです。

本当に人を助けたいと願っていても、気づけば自分の気持ちや欲求から目を背けることも。
そして、それが続けば、どんどん自分自身や状況に対する不満や罪悪感が増えていく。

「これは、この人の役に立っているのか?」と自問し、自分の存在の意味や目的を再確認してみることが大切。
映画の一場面のように、すべてに縁や意味があると捉え、全体を俯瞰して見ることで、心のバランスを取り戻すことができるかもしれません。

しっかりとした軸を持つことで、相手との境界をはっきりさせることができ、援助の過剰や共感の過度さからくる疲れを避けることができるのです。

最後まで読んでくださった皆さま、心から感謝いたします♡

りょこぴー





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