絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む

すべてのカテゴリ

6 件中 1 - 6 件表示
カバー画像

ごそごそ…何か気になるのかな?認知症者の入院生活

今日は病院でつける装着物について認知症者がどう感じるかについて。病院に入院してくると、身体にいろいろなものが装着されますよね。 例えば、Spo2のセンサーや点滴ルート、テレメータのコードにベッドサイドモニターがベッドの隣にあったりなど… これらはついつい私たち看護師は何気なく装着祖、「つけてても別に普通でしょ」って思ってませんかね。 さて、ここで問題です。 これらのものを家や施設で装着している人は何人いるでしょうか。 あまりいないことだと思います。 あくまで家や施設は生活の場であり、生命をモニタリングする機械や点滴などの治療道具は行われていないことが多いでしょう。 だって、する必要がないですから。 このことを踏まえ、病院に入院してきた認知症者がモニターや点滴などをいきなり装着されたらどう思うでしょう ・Spo2のブロープは指を挟まれて痛かったり、不快かも… ・自分の腕や足に針を刺され、勝手に変な管がついている…これはなんだろう…いらないから抜こう ・ベッドの隣にピッピッと音がする変な器械が置いてある。邪魔だ、不快だ という思いや行動につながることが想像できますでしょうか。認知症者はその場の環境に慣れることが困難な人たちであるといえます。ただでさえ、入院という異常な刺激の中にいます。 そのうえで普段の生活にないものは触れたり、目に見えたりすることは過ぎた刺激となります。 そしてこれらの刺激がせん妄や認知症の症状を増強させる要因の大きなきっかけとなってしまうのです。 よって、なるべく刺激を少なくするような対応をしてみましょう。 例えば、 ・Spo2センサーは挟むものから、テープ式の
0
カバー画像

せん妄という地獄

母が緊急入院をして、精密検査をした辺りから母の様態は日に日に悪くなりました。 精密検査では、リンパ節転移、肺、肝臓、腸にあちこちにガンが広がっていきました。 今の時代は、本人に残酷にもすべて告知されてしまうので、気丈であった母もかなり落ち込んでいました。 先生には、治療をすると体が今以上に辛くなってしまうため、ゆっくり休むことがいいのでは?と... その言葉は、つまり、亡くなるその日まで手の施しようがないという意味を表していました。 その頃から、母の様子が少しずつおかしくなっていきました。 今まで、私たちの事まで気を使ってくれていた母が、気持ちと体に余裕がなくなったせいで、看護師や家族に横柄な態度をとるようになりました。 特に、私には何でも言いやすかったのか、身の周りの世話をとにかく細かく要求するようになりました。 そのころ、腸に転移していたため腸閉塞を起こしていました。なので、便が出なくてイライラしていました。 母は、この病院がちょっと怪しいから、見張っておきなさい!とか もしかしたら、お母さん妊娠しているから、ここで産めるか看護師さんに相談してほしいとか 部屋の角からキツネさんが見ているから怖い。部屋を変えてほしいとか... せん妄という症状の特徴です。 過度なストレスや栄養失調などの悪条件が重なると、このような症状ができることがあるようです。 母の体は、158cmで60㎏。腹水が溜まり68㎏まで増えていました。緊急入院をして1か月くらいベットで寝たきりだったので、起き上がることもままならない状態だったのに、母は「トイレに行く!」といって、自力でトイレに行くことに執着してい
0
カバー画像

否定しない介護

〜正そうとするほど、関係は少しずつ苦しくなっていきます〜介護をしていると、「正したくなる」介護をしていると、どうしても「正したくなる」場面がありますよね。間違っていることを訂正したくなる現実を教えてあげたくなる勘違いを直してあげたくなる正気に戻してあげたいと思ってしまうそれは、優しさから出てくる気持ちだと思います。決して、悪意なんかじゃありません。でも、その優しさが、相手の安心を、かえって揺らしてしまうこともあるんです。母のせん妄と、お茶のエピソードある日、母が言いました。「この人たちに、お茶を出してあげて」でも、そこには誰もいませんでした。普通なら、こう言ってしまう場面です。「そんな人いないよ」「勘違いしてるよ」でも私は、人数分の茶碗にお茶を淹れて、並べました。すると、母の表情がやわらぎました。安心した顔になりました。否定しなかったことで、母の混乱が落ち着いたんです。否定は「事実修正」ではないこともあります多くの人は、否定することを「事実を正す行為」だと思っていると思います。でも、介護の現場で起きていることは、事実の問題ではなく、安心の問題であることがとても多いんです。現実がズレているというよりも、心が不安定になっている状態なんですよね。正しさが安心につながらないこともあります正しさは、分かりやすくて、強くて、はっきりしています。でも介護の場面では、正しさ = 安心にならないことがあります。正論が、混乱を止めるどころか、逆に不安を強めてしまうこともあるんです。否定しないという選択否定しないというのは、嘘を信じること現実逃避をすること甘やかすことではありません。それは、不安を増
0
カバー画像

落ち着かないのはなんで?不穏・せん妄を軽減する方法

さて、今日は認知症者の生活について考えてみたいと思います。 入院している患者さんが、どうにもそわそわして落ち着かなかったり、帰宅要求をくり返すことはよくあると思います。 認知症の人にとっては、『入院』ということ自体が大きな環境変化です。 住み慣れた生活空間とはとてもいえないのが残念ながら病院という治療の場所だといえます。 「でもどうしようもないじゃない!治療しなきゃ、入院続けなきゃいけないんだし!」と思ったそこのアナタ! それはごもっとも! …ですが、少し意識を変えて、 病院を『住み慣れた生活空間に近づける工夫』をすることはできませんか? 自宅や施設から入院してきた患者さんは、どんな生活をしていたのでしょうか。 入院している現在と、生活していた過去ではどのような違いがありますか。 例えば、 ・点滴、テレメータなどは当然していないと思います。 →点滴本体をバスタオルやカーテンなどで隠し、ルートは包帯保護などしてみましょう。 ・生活していたところは個室でしょうか、大部屋でしょうか →大部屋の入院は、これまでの生活と比較して目から、耳から入る刺激が多すぎるのかもしれません。 個室への検討や、あえてカーテンで区切って刺激を調整してみましょう ・帰りたいのはなぜでしょうか。どんな理由がありますか。 →確かに帰りたいのはあると思います。 でも、これまで施設や家族に囲まれた生活をしていたため、ただ寂しさが大きく、話を聞いてほしいからそのような症状が出ているのかもしれません。 忙しい業務の中で大変とは思いますが、10分でも5分でもベッドサイドに座って話をきくことはできませんか。 このように生活
0
カバー画像

くすりのきほんのきほん ~もしもあなたの家族がせん妄になったら~

<まずは落ち着いてせん妄のお薬についてあなたが向き合って下さい>せん妄とは、患者(又は家族)が「軽いパニックを起こしている状態」「周囲の状況が呑み込めず混乱している状態」になります。夜に家の中を歩き回ったり、独り言を言ったりするときは夜間せん妄と呼ばれる状態である可能性が大です。 あなたは急にこのような症状が起きたことにびっくりするかもしれませんが、どうか落ち着くように心掛けて下さい。あなたが落ち着きを取り戻さないとせん妄を起こした本人は余計にパニックに陥ります。そしてできるだけ早く医師の診察を受けて下さい。 診察後お薬を処方されるかもしれません。今回はせん妄のお薬についてわかりやすく解説します。せん妄を起こした本人は、なぜお薬を飲まないといけないのかも全くわからない状態です。あなたがせん妄のお薬について理解することがとても重要です。お薬でせん妄の症状が和らぐと、あなたの介護に対する身体的ストレスの改善にもつながります。<せん妄の特効薬はあるの?> 答えは Noです。 せん妄のお薬は、あくまでせん妄時の一時的な症状を改善するために用いられます。せん妄を改善するためには、負担となったからだの問題を取り除くことが治療の基本になります。 もしせん妄症状で意識が混乱している時は、あなたや家族がそばにいることが一番の特効薬です。<え?たくさんのお薬を飲んでいると「せん妄」になるってホント?>答えは Yesです。 副作用で、せん妄を起こしやすいとされるのが、睡眠薬を服用されている患者さんに認められます。睡眠薬の種類によりますが、特にベンゾジアゼピン系のお薬(ブロチゾラム、トリアゾラムなど)
0
カバー画像

■認知症と間違いやすい状態

認知症と間違いやすい状態には、どのようなものがあるでしょうか。せん妄と、仮性認知症があります。 それぞれについて、説明します。 1. せん妄 せん妄とは、意識障害であり、意識がもうろうとなる状態です。 ぼんやりと眠そうで、夢見るような状態から、突然、興奮、攻撃、怒り、恐れなどに変化することがあります。 原因は、脳血流障害、脱水、感染症、栄養障害などです。意識がもうろうとなると、物や人物を認識できず、間違いが多くなります。 また、興奮して、暴言、暴力が現れてきます。 治療方法としては、適切な医療対応が行われることにより改善します。 2. 仮性認知症 気持ちが ふさぎこんだり、気力が低下します。 高齢者がうつ病にかかると起こりやすい病気です。うつ病が慢性化すると、認知症との区別が、つきにくくなります。 うつ病の主症状は、気持ちがふさぎ込み、気力が低下し、口数が少なくなります。抑うつ気分と言われるものです。高齢者がうつ病になると、動作が緩慢になり、あらゆる事柄に対して、「わからない」「忘れた」という返答が多くなります。 これらの状態が認知症とよく似ているので、仮性認知症といいます。 CT、MRIなどで診断します。 血液検査や心電図、麻痺の有無や筋肉の硬さなどの検査もします。 治療は、うつ病の治療が必要です。 抗うつ剤で症状の改善が期待されます。認知症とすぐには、判断しないようにしましょう。
0
6 件中 1 - 6