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113. ばね指・腱鞘炎を手術せずに改善する

今回は「ばね指・腱鞘炎を手術せずに改善する方法」について、お伝えしていきます。ばね指や腱鞘炎というと、「指が悪い」「手を使いすぎたから」と思いがちですよね。実際、指を曲げるとカクッと引っかかったり、痛みが出たり、ひどい場合は伸ばせなくなることもあります。日常生活にも支障が出る、とてもつらい状態です。一般的には整形外科で、安静・湿布・ステロイド注射といった対応が行われます。しかし、「その場では少し楽になるけど、また再発する」「定期的に注射が必要になる」というケースも少なくありません。さらに進むと、「手術」という選択肢が出てきます。手術では、指の腱が通る“さや”の部分(腱鞘)を切開して、動きをスムーズにします。ただし、これはあくまで局所的な対処です。しかもここらへんかなと結構当てずっぽうで切るらしいですよ~。傷ができる以上、感染や癒着のリスクもあり、再発するケースもあります。「できれば避けたい」と感じる方が多いのも無理はありません。では、なぜばね指や腱鞘炎が起こるのでしょうか?実は、原因は指そのものだけではない可能性があります。見落とされがちですが、ポイントは「体の連動」、特に骨盤まわりの動きです。人の体は、筋肉や関節だけでなく「ファシア(筋膜)」という膜で全身がつながっています。指の腱や腱鞘も、この膜のネットワークの一部です。そして、この膜の働きをコントロールする上で重要な場所のひとつが、骨盤まわり、特に仙腸関節です。仙腸関節の動きが悪くなると、全身のバランスや神経の伝達に影響が出ます。その結果、指の動きにもブレーキがかかり、腱の滑りが悪くなり、炎症や引っかかりにつながると考えら
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仙腸関節の解剖学的特徴

*仙腸関節の解剖学的破格仙腸関節の形態は、解剖学的に一様ではない(「異常」とは異なる)。現在のところ、6つのタイプに分類されている。1)副(?)関節:11-19%の存在率。関節面が腫れていることが多い。高齢者や高度肥満者、3回以上の分娩経験のある女性に多く見らる。男性に多く、右側に多い。ガラス状および線維性軟骨が関節包で覆われていることが多い2)仙腸複合体:6-11%の存在率。腸骨側が突起状に仙骨側関節面の後上方に嵌入する。女性に多く、両側性であることが多い。特徴的な策状物が骨の表面を這うように位置している3)二分腸骨翼:出現率4%。腸骨後方の形態異常。両側であることが多い。4)三日月状関節面:4%の存在率。関節面の隆起。女性に多い。5)円形状の変形関節面:3-13%の存在率。第一仙骨孔のレベルで仙骨側もしくは仙骨、腸骨両側に形成される円形状の関節面。両側性のことが多い。6)仙骨翼の骨化中心:0.6-1%の存在率。三角状の骨性遊離物が後上方の関節内部に存在するもの。両側性もしくは片側性。30歳以下の人にだけ認められる。巷では、仙腸関節が歪んでるとかねじれてるとか、主にアライメントの変化を非客観的に指摘することで、介入していることが多いようですが、先天的かつ後天的要因で関節面の形態が異なる対象が相当数存在することから、これらのことが機能障害を惹起していることは否めない。形態異常が片側だけだと当然左右差が生じることは容易に推察できる。均等なアライメントに近づけることが困難なものがあるのは当然であることから、アライメントの補整を強く効果判定に推すことはリスクが大きい。また、どの症例も
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気楽に読んでください、呼吸のおはなし ~その54~

今日もお読みくださっている皆さん、誠にありがとうございます。ここ最近の内容と来たら、もうブログのタイトルを変えた方が良い、そんな感じの、決して気楽では無いものとなっております。長い年月を掛けてしょい込んだわだかまりと和解するように背中の緊張から解放された時、それまでの経験全てが現在を肯定し、未来へと進む推進力となる。この話は、気楽では無いかも知れませんが、しっかり理解すると、暗い話では無く明るい話です。今回はこれまでとはまたちょっと違う切り口で、骨盤のこと、背中が緩むこと、勿論それに添った呼吸のこと、書いてみます。セルフケアやパートナーと行うケアをご紹介した回が幾つかありましたが、そこに書かれていたことも、これから書く内容に関してかなりの助けとなります。是非読み返して、実践して頂きたいと思います。椅子に浅く腰掛けて、仙骨の辺りに片手の甲を当てます。その手の甲に委ねるように、骨盤を後傾させます。この時、上体が揃ってリクライニングシートにもたれ掛かるような動きになってはいけません。それだと腹筋を鍛えるような緊張を湛えてしまいます。あくまでも、骨盤が後傾するのです。なので、頭の位置は殆ど後ろには移動しません。こうすることで、腰の辺りから頭頂部に掛けて、緩やかな前傾曲線が形成されます。椅子の天面・座面と接している坐骨は、ロッキングチェアやゆりかごの底のような形状で、この骨盤の動きを滑らかに助けてくれます。背中の緊張からある程度解放されていれば、この骨盤の後傾=吸気、という状態が実現可能です。昨日も書きましたが、本当に背中側の空気が自分の心身を包み込む極上のソファのように感じられる位の安
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33.「骨盤はずれない」―整体業界の“常識”を疑え

こんにちは!パーソナル整体セラピストのかおるです。整体院に行くと、決まってこう言われる経験はないでしょうか。「骨盤が歪んでいますね」「ここを矯正すれば良くなります」。しかし、その言葉のほとんどは科学的根拠に乏しく、誤解に基づいた営業トークにすぎません。 実際、骨盤は“ずれない”のです。骨盤を構成する仙腸関節は、人体で最も強固な靭帯と関節包によって固定されており、1ミリたりとも動きません。もし本当にずれてしまえば、股関節が正常に動かせず、歩行すらできなくなるでしょう。 師匠の山内先生自身、理学療法士として20年以上現場に立ち、数多くの医師や専門家と議論を重ねてきて、当初は「仙腸関節が2~3mm動く」と信じていたそうです。実際にゴムを使って模型で練習までしていたと。しかし、解剖学的検証や海外研修で実物を触れるうちに、これはまったくの誤解だと確信されました。それでもいまだに多くの整体師が「骨盤がずれている」と説明し、矯正を売りにしている現状。怖いのは、本人たちが本気でそれを信じていることだそうです。“歪み”の正体は何か? では、よく言われる「足の長さが違う」「骨盤が開いている」といった説明はどう解釈すればよいのでしょうか。 答えはシンプルです。骨盤の歪みではなく、筋肉の緊張や背骨のカーブの差が原因です。腰椎の湾曲や股関節周囲の筋肉のアンバランスによって、見かけ上の差が生じるにすぎません。 つまり、矯正すべきは「ずれた骨盤」ではなく、「機能のアンバランス」なのです。 動かない関節には重要な役割がある 仙腸関節や頭蓋底の関節は“動かない関節”ですが、それは無駄に固定されているわけではあり
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47. 反り腰?それとも竹腰? 腰痛が治らない本当の理由

こんにちは!山内流認定セラピストのかおるです 腰痛と聞くと、多くの人がまず「反り腰(そりごし)」を思い浮かべるでしょう。「腰が反っているのが悪い」「真っすぐにすれば治る」と信じて、ストレッチや矯正をがんばる方も多いはず。ところが実は──腰痛の大きな原因は、反り腰だけではありません。じつは、もうひとつ「竹腰(たけごし)」というタイプが存在します。これは、腰の骨(腰椎)がまっすぐに伸びすぎて、まるで竹のように硬直している状態。見た目には姿勢がよく見えるのですが、実際には背骨の自然なカーブが失われ、衝撃を吸収できないため、腰への負担が大きくなってしまうのです。反り腰と竹腰、真逆の特徴腰椎はもともと軽く前にカーブしているのが自然な形です。ところが反り腰では、そのカーブが過剰になり、下腹が前に出たり、腰に過度な圧力がかかったりします。一方、竹腰では逆にカーブがなくなり、背骨がまっすぐに近い状態。このタイプは、椎間板ヘルニアなどのトラブルを起こしやすい傾向があります。実際、整体や病院に通う方の中には、「自分は反り腰だ」と思い込んでいたけれど、実は竹腰だったというケースが非常に多いとのこと。山内先生の視点では、およそ半数近くがこの竹腰タイプ。反り腰だと思って矯正していた結果、かえって症状を悪化させている人も少なくありません。自分はどっち?見分け方のヒントでは、自分がどちらのタイプかをどう判断すればいいのでしょう。ポイントは「どんな姿勢で痛みが出るか」です。・立っている時や歩いている時に痛い → 反り腰タイプ・座っている時に痛い → 竹腰タイプ立位で痛む人は、骨盤が前に傾いて腰が反りすぎている
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気楽に読んでください、呼吸のおはなし ~その39~

昨日は仙骨という骨に焦点を当ててみました。人間の骨格で唯一の上半身と下半身の接合部分がこの仙骨です。佇まいに何となく力強さが感じられない時、この骨を刺激してあげると本来の活力を取り戻すきっかけにもなる、要の役割を持った骨なんです。膝の力をほんの少し緩めて立ってもらうと、その人の仙骨が利いてるかどうかよく分かります。仙骨がしっかりと利いている人は、そのまま深く膝を曲げ続けてもらうと、すんなりしゃがめます。相撲の蹲踞や立ち合いのような姿勢にスムーズに移行出来ますが、利いてない人は、ブリッジでもするかのように、仙骨が前方へ流れてしまいますから、下半身の安定感が希薄なのがよく見て取れるのです。カラオケのリモコンで後輩をどついた横綱がいましたが、あの方は、相撲の上位陣では珍しく、仙骨が利いて無く見える方でした。それでその大事な仙骨ですが、更に、腸骨というでっかい骨、皆さんが骨盤をイメージする際に最も目立って印象深い骨であるその腸骨に、両サイドから挟まれていることがもう一つの重要なポイントとなります。仙骨と腸骨の接合部は地味ながら関節になっており、人によって大小の差はありますが、動きます。各種運動において、この関節の小さいながらも滑らかな稼働が重要であると同時に、呼吸の豊かさにおいてもかなりの影響を及ぼします。昨日の仙骨に触れるワークで動きが活発に感じられた人は、この仙腸関節が柔軟で可動範囲も大きいのかも知れません。丹田を情報や知識としてでは無く、自信の身体内部の感覚としてリアルに感じるには、この、仙骨や仙腸関節への馴染みや目覚めが欠かせません。でもここからは、拍子抜けする位の簡単な作業か
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