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1年間の育休で気づいた「仕組み化されていない業務」のリスク

こんにちは。食品メーカーでSCMを5年経験してきたHです。私は子どもが生まれたタイミングで、1年間の育児休業を取得しました。育休中に強く実感したことがあります。それは「自分がいなくても回る業務」と「自分がいないと止まる業務」が、はっきり分かれていたということです。今回は、この経験から見えた「業務の仕組み化」の重要性と、SCMの現場でどう活かせるかをお伝えします。■1年不在にして見えた、属人化の現実育休に入る前、引き継ぎは一通りやりました。業務の流れを説明し、Excelファイルの場所を共有し、関係者を紹介した。それでも、復帰後に聞こえてきたのはこんな声でした。「予測のExcel、どこにどの項目があるのか分かりにくかった」「安全在庫の数字、なんでこの値なのか根拠がわからなかった」「結局、前のやり方がわからないから自己流でやっていた」引き継ぎ資料はあった。でも「なぜそうするのか」「どう判断するのか」が仕組みとして残っていなかったのです。これは私の引き継ぎの問題でもありますが、それ以上に「業務が属人化していた」ことの問題だと感じました。■属人化している業務の3つのサイン振り返ってみると、属人化していた業務には共通点がありました。①手順を書き出すことが面倒で言語化されていない「このExcelは、まずこのシートを開いて、ここの数字を手で入れて、次にこっちに貼り付けて……」という手順が、どこにも書かれていない。今まで口頭で引き継ぐほうが楽で言語化されなかった。②判断基準が「感覚」になっている。 「在庫がこれくらいなら大丈夫」「この商品は多めに持っておいたほうがいい」——経験に基づいた判断は正
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「なんとなく」の家計管理が、年間12万円の損失を生んでいた話

こんにちは。食品メーカーでSCMを5年経験し、FP3級の資格も持っているhiroです。普段はSCMやExcelの業務改善についてお伝えしていますが、今回は少し視点を変えて、FPの知識を使った「家計のコスト削減」の話をします。■保険料を見直したら、年間12万円浮いた私はFP3級を取る前、社会人になったときに勧められるまま生命保険と医療保険に加入していました。毎月の保険料は合計で約15,000円。FPの勉強をして高額療養費制度の仕組みを理解した結果、医療保険は不要と判断して解約。生命保険も最低限に見直しました。月の保険料は15,000円から5,000円に。年間で12万円、5年で60万円の削減です。保険そのものが悪いわけではありません。問題は「自分に本当に必要かどうか」を判断する知識がないまま、なんとなく払い続けていたことです。■「手取りの構造」がわかると、判断が変わるもう一つ変わったのは、給与明細の見方です。以前は「手取りがいくらか」しか見ていませんでした。FPの知識があると、額面から何がいくら引かれて手取りになるのかが全部わかります。これがわかると、将来の収入変動をシミュレーションできるようになります。昇給したら手取りはいくら増えるのか。副業の収入にかかる税金はどれくらいか。育休中の給付金は手取りベースでいくらになるのか。実際に、私が育休前に家計シミュレーションを自分で行えたのは、この知識があったからです。「額面の67%しかもらえない」とパニックにならず、社会保険料の免除を加味して「手取りベースでは80%近くになる」と冷静に判断できました。■SCMの考え方は、家計にも使えるSCM
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【自己紹介】外注したツール、社内で使われていますか? ― 製造業SCM20年の"当事者"が、データを現場の武器に変えます

その業務改善、「作って終わり」になっていませんか? こんな経験、ありませんか? 💬 外注して作ってもらったExcelマクロ。仕様通りに動くのに、現場スタッフが誰も使ってくれない。 💬 ITベンダーに業務フローを説明するだけで半日かかる。しかも伝わりきらず、出来上がったものは"惜しい"ツール。 💬 退職した前任者のVBAマクロが動かなくなった。中を開いても何が書いてあるか誰にもわからない。業務が止まっている。 💬 データはたくさんある。でも経営層への報告資料にまとめる時間が、いつまでたっても確保できない。 もし一つでも心当たりがあるなら、この先を読んでいただく価値があると思います。 はじめまして。「業務側の人間」が、自分でツールも作れるようになった人です。 私はITエンジニア出身ではありません。 大手外資系自動車メーカーのサプライチェーン管理部門で20年以上、実務の最前線に立ってきた人間です。国内外900社超のサプライヤーの納期・品質・生産能力を日々シビアに管理し、災害や地政学リスクが起きれば即座にサプライチェーン全体への影響を洗い出す ― そんな仕事を続けてきました。 その中で何度も直面したのが、「既存のツールや仕組みでは、自分の業務を回しきれない」 という壁でした。 だから、自分で作りました。 Excel VBA、Power Automate、Power Apps。必要に迫られて一つひとつ身につけ、現場で使い倒してきた"実戦スキル"です。 つまり私は、「業務がわかる人がツールを作る」という、通常とは逆の順番で仕事をしてきた人間です。 なぜ「業務がわかる」と、アウトプットが変わ
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SCM担当者が最初に覚えるべきExcel関数10選

はじめにSCMの仕事に配属されて最初に思ったこと。「Excel、こんなに使うの?」需要予測、在庫管理、発注判断、実績の集計——SCMの業務はほぼすべてExcelが絡む。専用システムが入っている会社でも、最終的な分析や報告はExcelで行うことが多い。でも、SCMで使うExcelの関数は実はそこまで多くない。高度なマクロやVBAは不要で、基本的な関数を「SCMの文脈で使いこなせるか」が勝負だ。今回は、SCM部門に配属されたばかりの人や、Excelをもっと業務に活かしたい人に向けて、僕が現場で本当によく使う関数を10個に絞って紹介する。まずはこの4つ:データを「探す・集める」関数① VLOOKUP / XLOOKUP使う場面: 商品マスタからSKU名を引っ張る、発注先リストから仕入先情報を取得するSCMでは複数のシートやファイルにデータが散らばっていることが多い。品番をキーにして、別のテーブルから商品名や単価、リードタイムを引っ張ってくるのが日常業務だ。VLOOKUPは定番だけど、検索列より左のデータを取れない制約がある。XLOOKUPが使える環境なら、そちらのほうが柔軟で扱いやすい。=VLOOKUP(A2, マスタ!A:D, 3, FALSE)=XLOOKUP(A2, マスタ!A:A, マスタ!C:C)② INDEX / MATCH使う場面: VLOOKUPでは対応できない複雑な検索VLOOKUPの上位互換的な組み合わせ。検索方向の制約がなく、行と列の両方を指定して値を取り出せる。僕が一番よく使うのは、月別×商品別のマトリクスから特定の値を抜き出すとき。たとえば「7月のSKU-A
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SCM人材が足りない企業が見落としている3つのこと

こんにちは。食品メーカーでSCM(サプライチェーンマネジメント)を5年経験してきたHです。SCM人材の不足は多くの企業が感じている課題ですが、その原因を掘り下げてみると、実は「採用」だけの問題ではないケースがほとんどです。今回は、SCMの現場にいる立場から、人材不足に悩む企業が見落としがちな3つのポイントをお伝えします。1. SCMに必要なスキルを誤解している「数字に強い人を採ればSCMは回る」——これは現場の実感とズレがあります。確かにSCMでは毎日数字を扱います。在庫回転率、予測誤差、安全在庫の算出。でも、求められるのは高度な計算力ではなく、数字の裏にある状況を読み取る力です。たとえば「在庫回転率が先月3.2から2.8に落ちた」という数字を見たとき、「どのカテゴリが滞留しているのか」「季節要因なのか、予測ミスなのか」と原因を推測できるかどうか。これは数学の能力ではなく、現場への理解と想像力の問題です。もう一つ大事なのが、不確実な状況で判断を下す力です。需要予測は外れるのが前提。完璧な情報が揃うのを待っていたら、発注も生産計画も間に合いません。「今ある情報で、たぶんこれがベスト」と意思決定できる人材が、SCMでは最も重宝されます。採用要件を「データ分析スキル」や「Excel上級」に限定してしまうと、本当に活躍できる人を見逃す可能性があります。2. 業務が属人化していることに気づいていないSCM人材が「育たない」と感じている企業に共通するのが、業務の属人化です。需要予測の方法がベテラン担当者の頭の中にしかない。安全在庫の基準が「なんとなくこれくらい」で決まっている。発注のタイミ
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