考えすぎて疲れてしまう人へ―頭の中のぐるぐるを止める心理学―
はじめに夜になると、昼間の出来事を思い出す。「あの言い方、よくなかったかな」「変に思われたかもしれない」「もっと違う言い方があったかも」同じ考えが、何度も何度も頭の中を回る。こうした状態を、心理学では反すう思考(はんすうしこう)と呼びます。まじめで責任感のある人ほど、この思考のループに入りやすいものです。今日は、“考えすぎてしまう心”との付き合い方について考えてみます。1 考えすぎは「性格」ではなく「心のクセ」まず知っておきたいのは、考えすぎは「性格の弱さ」ではないということ。むしろ多くの場合、・責任感が強い・人の気持ちを大切にする・失敗から学ぼうとするこうした誠実さの裏側にあります。つまり、考えすぎてしまう人は「ちゃんと生きよう」としている人でもあるのです。ただ、そのエネルギーが思考に偏りすぎている状態とも言えます。2 思考は「解決」より「反復」をしている頭の中で何度も考えていると、「問題を整理している気分」になります。しかし実際には、同じ考えを繰り返しているだけということが多い。例えば、「嫌われたかもしれない」↓「やっぱり嫌われたかも」↓「絶対嫌われた気がする」これは思考が深まっているのではなく、ぐるぐる回っている状態です。ここに気づくだけでも、少し距離が生まれます。3 思考は止めるより「外に出す」「考えるのをやめよう」とすると、かえって頭に残ります。心理学では、抑圧された思考は戻ってくると言われています。おすすめなのは、頭の外に出すこと。例えば・紙に書く・スマホのメモに書く・誰かに話す言葉にして外に出すと、思考は整理されていきます。頭の中だけで抱えると、思考はどんどん膨ら
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