あなたならどんなタイトルにする?(中短編小説)
私は何もできない出来損ないだ。運動も勉強もできない。仕事もできない。要領が悪いし、長所という長所が見当たらない。 何をするとしても失敗してばっかりでその度なんでこんなこともできないんだと怒られる。上司が先方に頭を下げている。自己嫌悪に陥って自信がなくなって、またミスを繰り返す。そんな自分が嫌で私は休みを取って教会にいた。 なぜ教会にいるのかは私にもわからない。なにも考えずに歩いたらもう廃れている教会に着いたのだ。恐る恐る中に入ってみると存外綺麗である。 陽の光に当てられて、青いステンドグラスが光を放って神秘的のような景色が視界いっぱいに広がっている。 急にガタンっと音がする。人の気配がして、私は即座に後ろを振り向く。そこには誰もいなかった。 少しホッとして前を向きなおす。そこには先ほどいなかったはずの人がいた。女の人だ。 白銀の透き通るようにキラキラ輝くストレートの長髪。陶器のような白い肌。大人っぽく、顔の整った顔。ローズグレーのような瞳がキラキラと輝き、長く綺麗な睫毛で神秘的に感じる。耳には大ぶりで銀色の刺繍ピアスをつけている。大学生が着てそうな少し露出しているストリート系を着ている。 私はそんな彼女に見惚れた。時が止まったような感じがした。息もできなくなるようなそんなミステリアスで彼女は私を魅了した。「あんた誰?」 大人っぽいハスキーボイス。警戒しているのがわかる。怪訝そうな目で私をにらんでいるように見つめる。私はおどおどと目を泳がせながら口を開いた。「あの、えっと私は……」「おどおどしないでくれる?そういうタイプが一番イラつくの」「私は白百合 優紀……です」「あっそ」
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