そろそろ過去問を解き始めるじきですね。
サピックスオープンや
日能研の合格力実践テストも終わり、
心中穏やかでないご両親はいらっしゃると思います。
塾だと秋ぐらいから長時間を割いて、
「過去問を潰す会」のようなものが、
週末に開催されていますね。
ただ、毎年思うのですが、
「何のために過去問をやっているのか」
を自覚してやっているご家庭が、
非常に少ないということです。
周りがやっているから、
ネットで過去問が重要と書いてあるから、
去年合格した子が過去問を中心に勉強してたから、
などなど理由は様々です。
過去問をやる理由は、
その学校の問題の傾向を読むこと、
それによって、どの単元に力を入れるべきかを決めること、
その学校の独特の問われ方に慣れること、
その学校にしか出ない知識を覚えること
(どの植物がよく出ているか、どの時代がよく出ているか)
などです。
簡単に言ってしまえば、
出そうなところを予測して、
勉強するべき範囲を狭めて、
何度も何度もその単元の問題を反復するためです。
合格するためには、
出題可能性の高い問題から、
できるようにするのが王道です。
あまり出ない問題をやっていても、
時間の無駄です。
すでにできるようになっている子には
あまり当てはまりませんが、
これから大逆転を狙っている子は、
特に時間を有効に使わなければなりませんから、
過去問を使ってやるべき範囲を絞ることは、
非常に重要になってきます。
ですから、
一度やったぐらいでは、
過去問をやる意味はありません。
答えだけを覚えてしまうのも無意味です。
やりっぱなしはもってのほかです。
間違えたところには×をつけて、
そこを何度も何度も解く。
❌を嫌ってはダメです。
後から❌だけやれば、時間の節約になります。
それでもできないものは
弱点ノートなどを作って情報の一元化をして、
暗記しやすくする。
できるようになってきたら、
同じ単元の問題を他の問題集から探してやる。
これを繰り返すと
かなり合格が近づいてきます。
地味な作業ですので、
子供一人でやるのはなかなか難しいです。
こういう時こそ、
ご両親がやるべき内容を決めてしまって
強制的にやらせてしまった方がいいと思います。
これからは時間の有効利用が、
とても大切になってきます。
必要なことに時間をかけてくださいね!
出ないものは捨てる勇気も必要ですよね!
皆さん、頑張ってくださいね!
ご不安なこと、
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