会社の延命で、宝くじを当てる

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会社を延命していても、宝くじに当たるようなことは、「ほぼ」ありません。

「ほぼ」という意味は、自社物件でなくても、立ち退きなどでは、儲かる場合があります。

現在、渋谷駅で大規模工事をしておりますが、立ち退き費用がなんと!


私は、似たようなことを1度経験しました。

それは、道路拡張工事です。

私の会社名義の本社は、国道沿いにあり、
その国道が道路拡張工事のため、建物の一部分が、引っかかったのです。

市の職員から説明を受けました。
市の職員は、たかが2階建ての建物としか思っていなかったようでした。
移転費用や、工事期間中の休業補償など、出してもらえるのは当然ですが、それだけでは、宝くじを買って、買った金額が返ってきただけです。

市の職員は、道路沿いの全ての建物の所有者と話を進めるので、全ての背後関係まで把握はできません。工事期間中、ご迷惑をかけない旨の説明です。
迷惑をかけないために、もしくは迷惑が発生したらその費用を負担するという当たり前の話です。

私の場合は2000万円の費用を提示されました。

これは、実際にかかる費用ではなく、承諾料のような扱いです。

その場では、当然返事はしません。
引っかかった部分だけ、建物を削り取るか、建物ごと、後ろに下げるか?となります。

後ろに下げる土地を所有していれば、下げる選択もできますが、土地が無ければ、カットするしかありません。

市は、拡張工事にかかる部分を明け渡してくれれば、
その費用が半分に済んでも「全額」くれます。

私の脳は、猛烈なスピードで、ストーリーを描き始めます。
昔から、この手の資料作成が好きです。

そして、担当者に書類を送付し、
担当者がうなずくしかない、エビデンスを揃えます。

その結果、2000万円という数字が、6000万円ほどに増え、建物の一部を解体工事をして、そのついでにトイレを新しくしたり、事務所をリフォームしOA機器を全て入れ替えましたが半分残りました。

ストーリーの制作で、3000万円儲かったといえます。

具体的に、何をしたかというと、
まず、現実の最低限必要な見積もり依頼をして、数字を把握します。

その次に、本社は、直営の飲食店の一次加工を行う、セントラルキッチンであると説明し、全店舗、休業させたら、役所の予算がオーバーするであろうから、という落としどころを示します。

私の場合は、本社は肉屋です。
肉屋ならどこにでもある、肉を切るスライサーという機械があります。

まず、県の「仕事を安全に行う機関」に電話をして相談しました。

「工事中で、建物が揺れる中で、スライサーを使って、肉を切らせる仕事は、危ないでしょうか?」

次に、所轄の保険所に連絡し、

「工事中に建物が揺れ、天井からほこりが落ちるかもしれない中で、作業したモノを売っても大丈夫でしょうか?」

担当者に渡した書類に、これらの回答を、
いつ、どこに、何を相談したら、何という担当者が、どう答えたのか?
これを書面で提示します。

担当者は、文字通り、お役所仕事です。ごねる土地の所有者の声は無視できても、同じお役所仕事の意見は無視できないものです。

工事期間中、本社では、飲食店の一次加工ができないことになり、所有している隣の駐車場に、最低限必要な設備を移して、プレハブで行います。
という流れです。

見積もりを貰った業者さんに、今度は現実ベースではない、見積もりを作成してもらいます。

昔から、この手の話では「ごね得」という言葉があります。
例えば、何の理由もなく、1億円を提示されるまで、承諾しないなどです。
落としどころを持たないまま、一方的な場合、結果がどうなるかというと、自分のところだけ残され、近所には悪いうわさが知れ渡ります。
担当者も変わり、逆効果となる場合もあります。

相手も人間です。気に入らなければ意地悪もしたくなります。
逆に誠実に、書類で納得いただければ、担当者の評価が下がることはありません。
警察官などに意地悪をしたら、数倍で返すことが可能な職業です。


確かに大きい金額ですが、借金が無くなるほどではありません。

「宝くじに当たった」というには、確率は同じくらいでも金額が少ないです。

その金額も、丸々会社に残るわけではありません。

利益が出れば、法人税で取られるのです。

内部留保とは、税金を払うことで増やすことができます。

会社にお金を残すには、約4割の税金を納めなければ増やせないのです。

税金を払わずに、会社にお金を増やす方法はありません。
(実際はありますが)

税金を払いたくなくて、節税という名の浪費では、内部留保は増やせません。
このさじ加減が経営の難しさでもあり、経営者の性格が表れます。

私は、税金で取られるなら、従業員に還元しました。
海外にもバイト含め、会社負担で連れて行きました。


老舗とは、100年続いたことを表現しますが、
この国では100年(3代)続かないように「できています」。

相続して、減り、これを3回繰り返すと、無くなるからです。

全て、国に吸い上げられる仕組みなのです。


儲けても取られ、
儲けられなければ、命を取られるかもしれません。

その葛藤の中で、経営者は、もがいているのです。



アオ日記
「難しい話は、誰かに任せるにゃ!」




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