第四章 第三話 「嫌」という感覚をキャッチする 

第四章 第三話 「嫌」という感覚をキャッチする 

記事
コラム
「ん?なんか気が進まないな。」

そんな気持ちは、
以前だったら
瞬間で抹消していました。

嫌ってほどじゃないし、
大丈夫。

これくらい、いいよ。

そうやって、
自分の気持ちを先回りして
消してきたような気がします。


誰かに何かを頼まれたら、
「いいよ」と答える。

だって、
「返事は“YES”か“はい”しかない」
って教わったよ。。。


誘われたら、
「行くよ」と答える。

だって、
「断ったら、次から誘われなくなるよ」
って、誰かに言われたよ。。。


そして、
本当は疲れていても、
「大丈夫。元気だけが取り柄だから」

なんて言っていました。


こういった対応が、
私にとっては
ずっと「普通」だったんですよね。

だから、
自分に「私はどうしたい?」
と聞いてみても、

今更、
なにも出てこない。


きっと、
答えがないんじゃなくて、
今まで聞いてこなかったから、
わからないだけなのかもしれない。

今日は、ちょっと嫌。

それは、寂しかった。

本当は、やりたくなかった。


でも、
そう感じたからといって、
すぐに誰かに伝えなくてもいい。

ただ、
「そう思ってたんだね」
と、
自分が気づいてあげる。


それだけで、

なんだか少しだけ、
自分との距離が近くなった気がしました。

以前の私は、
「嫌」と思うことさえ、
わがままのように感じていたのです。

でも今は、
「私、どう感じてる?」

と、
自分の中に
小さな問いを置けるようになった。

それだけでも、
ずいぶん違うのだと思います。


「嫌」という感情は、
私の好き嫌いを知るための
大切なサイン。

あなたの中にある、
まだ言葉になっていない
小さな「嫌」は、
どんな気持ちでしょう。



🌹最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌹

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てくださいね。



【タイトル】
「嫌だった」と思っても、いいんだ

【本文】
「本当は、ちょっと嫌だった。」

そんなふうに思うことが、
少しずつ増えてきました。

前の私は、
嫌だと思う前に、

「まあ、いいか」
「これくらいなら」
「相手も悪気はないし」

と、自分の気持ちを
なかったことにしていた気がします。

嫌だと思うと、
わがままな気がした。

断ったら、
相手を困らせる気がした。

だから、
自分の「嫌」は、
いつも後回しでした。

でも、感情をひとつずつ
受け止めるようになってから、

「あれ?」

と思うことがありました。

私は、
「嫌」と感じること自体を
我慢していたのかもしれない。

誰かに伝えなくてもいい。

行動を変えなくてもいい。

ただ、

「私、ほんとうは嫌だったんだね」

と、自分の中で
認めてあげる。

それだけでよかったんです。

不思議なことに、
そうやって自分の気持ちを
なかったことにしなくなると、

少しずつ
「私はどうしたい?」も
見えてくるようになりました。

まだ、すぐに答えが出るわけではありません。

「わからないなあ」と
立ち止まることもあります。

それでも以前とは、
何かが違う。

自分の気持ちを消してから
考えるのではなく、

自分の気持ちも一緒に
考えられるようになってきた。

そんな小さな変化でした。

もしかしたら、
本音を言えるようになるって、

最初から誰かに
伝えられることではなくて、

まず自分が、
自分の気持ちを
聞いてあげられることなのかもしれません。

私はまだ、
その途中にいます。

「私の気持ちは、なかったことにしなくていい。」

あなたの中にある小さな「嫌」は、
どんな気持ちを伝えようとしているのでしょう。
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