第三章 第五話 安心できなかったから、感情を閉じていたのかも

第三章 第五話 安心できなかったから、感情を閉じていたのかも

記事
コラム
ずっと、
感情を押し殺してきました。

ひとに対しては、
泣きたいなら泣けばいい。
笑いたいなら笑えばいい。

そう、伝えるのです。

相手の感情をそのまま
大事にしようとします。


けれど、
泣きそうになると我慢する。

楽しいはずなのに、気もそぞろ。
心から笑えない。

そんなことが、
よくありました。


長い間、この
ひとに対する接し方と、
自分に対する接し方との
ギャップに苦しんできました。


最近、少しわかってきたことがあります。


みんなの前でも、
気を緩めて
素直になっていいのだと
心のどこかで感じられた時。


そんな時に
ふっと力が抜けて、
自然に涙が出たり。

思いきり笑えたり。

生きている感じがする。
そんな感覚を得たのです。


感情は、
安心できる場所を見つけると、
少しずつ動き始めるのかもしれません。


無感情だと思っていたけれど、
冷たいと思っていたけれど。

それは、
感じたら危険だ、と
一生懸命に感じないようにしていたから。


だから今は、
感情が出てこないときも、

「どうして感じられないんだろう」

と責めるより、

「まだ安心できるところまで
来ていないのかな」

と、少しだけ
自分に寄り添えるようになりました。


そして不思議なことに、
安心していると、

悲しみだけではなく、
うれしさも、楽しさも、
少しずつ戻ってくる。

そうすると少しずつ
自分の感覚を
認めてあげられるようになる。


心は、安心できる場所から、少しずつひらいていく。


あなたの心が、
「ここなら大丈夫」と感じられるのは、
どんなときでしょう。


🌷最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌷

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てくださいね。


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