第三章 第六話 自分を大切にするって?

第三章 第六話 自分を大切にするって?

記事
コラム
「こんなことぐらいで
 傷ついてちゃおかしい。」

「悲しくても、がんばって。」


私は、
自分の気持ちに対して、
そんな言葉をよくかけていました。

悲しいことがあっても、
「もっと大変な人もいるし。」

嫌なことがあっても、
「これくらい、たいしたことない。」

そうやって、
自分の気持ちを小さくして
押し込めてきたのです。


そして、やっとわかり始めました。

悲しいか、怒っているのか、
どういう感情がわいているのか。

そこに気づく前に、
もう、さっそく
自分の気持ちを否定していたんだな、
と。


「どうして悲しいの?」
ではなく、

「悲しかったんだね。」
そう言ってみる。


すると、
心の中の何かが、
ほんの少しゆるむような感じがしました。

悲しい理由を、
すぐに見つけなくてもいい。

正しいのか、
間違っているのかも、
決めなくていい。

ただ、

「私は、悲しかった。」

それだけを、
そのまま置いてみる。

すると、その奥から、

「本当は、わかってほしかった。」

とか、

「大切にしてほしかった。」

とか、

小さな本音が
顔を出すことがあります。

以前の私は、
感情が出てくると、
すぐに片づけようとしていました。

でも今は、
その気持ちと一緒に
少しだけ座っていられるようになってきました。


「そんなふうに感じちゃダメ」
ではなくて、

「そう感じたんだね。」
と、自分に声をかけられる日が
少しずつ増えています。


自分を大切にするって、
自分の気持ちを
否定しないところから
始まるのかも。

そんな風に思いました。


どんな気持ちも、
「そうだったんだね」と
ただ認めてあげる。


今日のあなたは、
どんな気持ちに「そうだったんだね」と
声をかけてあげたいですか。



🌹最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌹

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てくださいね。


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