第三相 第四話 感じないようにして、自分を守ってきた

第三相 第四話 感じないようにして、自分を守ってきた

記事
コラム

悲しいのに、
悲しくないふりをする。

腹が立っているのに、
「大丈夫」と笑う。

寂しいのに、
寂しくないことにする。

私は、そんなことを
ずっとしてきた気がします。


自分が感じる感覚や感情を
そのまま受け止めたくなかったのかもしれません。

だって、悲しんだら、
出来事が、
「悲しい出来事」として
確定されちゃうから。

心のどこかで、
「そうではない。
 悲しい出来事ではない。」
と、悲しい現実として認めたくない。

そんなことはないはず。
かすかな希望を捨てたくない。

そう思って、
感情を感じることを
否定してきたような気もします。

「感じないほうが安全」と。


心を閉じてしまえば、
何も感じなくて済む。

何も感じなければ、
傷つかなくて済む。

そうやって私は、
自分を守ってきたのでしょう。


以前は、
感情が出てくると、

「怒っちゃダメ」
「もう忘れなきゃ」

と、すぐに蓋をしていました。


でも今は、
少しだけ違います。

怒りが出てきても、
悲しさが出てきても、

「そう感じていたんだね」

と、そこにいる自分を
追い払わなくなってきました。


まだまだ慣れないけれど、
閉じていた心の扉を
ほんの少しでも
開けられるようになりたい。


今は、それで十分だと思っています。


感じないことでさえ、
あの頃の私には、
自分を守るために必要だったのかもしれません。

そう思うと、
今まで閉じてきた自分の心を、
少し責めなくてもいいような気がしてきました。

心は、感じないことさえ選んで、
守ってくれていたのかもしれない。

あなたの心は、
何を感じないことで、
あなたを守ってきたのでしょうか。


🌿最後まで読んでくださり、ありがとうございます🌿

この連載では、
母との関係から始まった心の旅を、
少しずつ綴っています。

もしかしたら、
あなたの心にも重なる景色があるかもしれません。

これからも、一緒にゆっくり歩いていけたら嬉しいです。

そして、もし誰かと一緒に心を整理したくなった日には、
その続きを、安心して話しに来てくださいね。




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