60. 身体が思い出す痛み?

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コラム
「痛みが消えたあとに出てくる違和感」

―身体が本当の声を思い出すとき―

こんにちは
山内流認定セラピストのかおるです。

前回は「痛み慣れ」が身体を硬くし、回復を遠ざけるというお話をしました。
今回は、その続きとして「痛みが取れたあとに出てくる違和感」について少し深く掘り下げてみたいと思います。

■ 痛みが消えたのに、別の場所が気になる不思議

整体の現場ではよくあることですが、
「膝がようやく楽になったと思ったら、お尻の奥がしびれてきた」
「肩が軽くなったら、首のつけ根が重く感じるようになった」

こんな経験をされた方、意外と多いのではないでしょうか。

実はこれ、“新しい痛み”が出たのではありません。
今まで感じ取れなかった身体の声を、脳が思い出した状態なんです。

■ 脳は一番強い痛みに集中する

脳には「ゲートコントロール理論」と呼ばれる働きがあります。
簡単にいうと、複数の痛み信号があるとき、
脳はもっとも強い刺激だけを優先的に感じ取るという仕組みです。

たとえば、膝が強く痛いときには、
腰やお尻の違和感は“後回し”にされ、感覚が鈍くなります。

ところが、膝の痛みが落ち着くと、
これまで抑え込まれていた別のサイン──お尻のしびれや腰のハリ──が
ようやく意識に上がってくるのです。

つまり、痛みが移動したのではなく、
脳の優先順位が変わっただけなんですね。

■ 身体は「順番に」思い出していく

人の身体は、一度にすべてを回復させようとはしません。
強いところ、深いところから少しずつ、層をめくるように整っていきます。

だから、痛みが軽くなると「次の層」が出てくるように感じるのです。
膝が落ち着けばお尻、
お尻がゆるめば腰、
腰が整えば背中や首──。

まるで玉ねぎの皮をむくように、
身体は本来のリズムを取り戻していきます。

これを私は「身体が思い出すプロセス」と呼んでいます。
本当の回復は、この“思い出しながら整っていく過程”の中にあるのです。

■ 痛みを感じられるのは、実は良いこと

少し意外かもしれませんが、
「痛みを感じる」こと自体は悪いことではありません。

痛みは、脳と身体がつながっている証拠。
本当につらいのは、痛みすら感じなくなっている状態です。
それは感覚が鈍くなり、身体のSOSをキャッチできていないサインでもあります。

だからこそ、膝の痛みが落ち着いたあとにお尻のしびれを感じたなら、
それは回復が一歩進んだ合図なのです。

身体が「ここにもまだ緊張があるよ」と教えてくれている。
それを見逃さず、丁寧に整えていくことで、
より深いレベルの安心と柔軟性を取り戻すことができます。

■ 柔軟性を保つ=神経の安心を保つ

身体が柔らかい状態というのは、
筋肉や関節だけでなく、神経も安心している状態です。

硬さとは、言い換えれば「防御のスイッチが入ったまま」。
身体をゆるめて柔軟性を回復させることで、
脳は「もう危険ではない」と判断し、痛みのスイッチをオフにしてくれます。

つまり、柔軟な身体を保つことは、
痛みを出さない神経環境”をつくることでもあるのです。

■ まとめ:痛みが教えてくれる順番を信じて

痛みが取れたあとに出てくる違和感は、悪化ではありません。
身体がようやく「本当の問題」を思い出し、回復の順番を進めているサインです。

感じ方が変わることを恐れず、
身体が教えてくれるその順番を信じてあげてください。

痛みを感じ、やがて消えていく。
その一つひとつが、身体が本来のしなやかさを取り戻している証拠なのです。

山内流は一般の整体とは異なり、優しい手技、且つ
関節・筋肉・神経の順番に丁寧にアプローチする治癒プロセス
セルフケアでもあなたの痛みに合わせて指導します

あなたのサポートができたら嬉しいです!
今日もありがとうございました。
かおる

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