月残業200時間。人はここまで壊れる

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IT・テクノロジー
「終電で帰れたら、今日は“ラッキー”」
私がシステムエンジニアとして、新卒で配属された現場は、そんな世界でした。

金融関係のシステムを担当しておりました。
もし障害なんて出せば、ニュースに恐らく出るだろろう程度の規模感のシステムを担当させていただいておりました。

残業時間は、月200時間超え。
今では労基的にほぼアウトですが、当時はそれが私も含めチームでは“普通”でした。
そして3年程度私は続きました。

しかし人手不足は深刻で、産休直前の妊婦の社員ですら夜勤に入るレベル。
「ここ、本当に大丈夫な現場…?」
そう思いながらも、新人の私は逃げ場がありませんでした。

■ 地獄だった1日のスケジュール
06:00 家を出る(通勤片道2時間)
08:00 始業
12:00 昼食をとりながら作業
18:00 夕食をとりながら作業
23:45 終電ライン(帰れたら勝ち)
03:00 終業
03:00〜05:00 駅で一人飲み
05:00〜08:00 漫画喫茶でシャワー+仮眠
08:00 そのまま始業


「帰宅」という概念は、ほぼありませんでした。
引っ越しも考えましたが、
土日も仕事があることが多く、そんな時間、気力、体力は残っていません。

■ なぜこんな働き方になったのか

・上司たちが、どんどん鬱病へ管理者がいなくなりました
・残業が完全に常態化
・タスク量が明らかにキャパオーバー
・期日遅れで上司の怒号が飛ぶ
・当日振りの仕事が当たり前
・人がアサインされても湯水のように毎月辞めていく

それでも私は辞めませんでした。
「まだ新人だから」
「スキルがないから転職できない」
そう思い込んでいたからです。

■ 月200時間残業すると、人はこうなる

実際に私の体と精神に起きた変化です。

① ずっとハイテンションになる
どれだけ働いても、なぜか元気。
毎日お酒を飲んでいるのに、脳がずっと覚醒している感覚。
周りからは「なんかずっとテンション高いね」と言われていました。

② 休みの日は20時間眠る
限界を超えると、反動が来ます。
休みの日は、ほぼ“気絶”。
親が起こしても全く反応せず、
「救急車を呼ぶべきか悩んだ」と後から聞きました。

③ 信号が分からなくなる
赤信号で止まる。
そんな当たり前の判断ができなくなります。
気づいたら、車道に踏み出していました。
普通に轢かれかけました。
頭ではわかっているのに体が意図しない動きをする。
このようなことが多々おこり、不安に駆られました。

④ 咳喘息を発症
過労で体が壊れ、咳が止まらなくなりました。
2ヶ月放置した結果、気管支炎まで悪化。
呼吸すら苦しい状態に。

■ それでも、少しだけ救いがあった

仕事は地獄でしたが、パワハラ上司・お客様を除きチームメンバーの
“人”には恵まれていました。
だからこそ、完全には折れずにいられたのだと思います。

ワークライフバランスと謳われている昨今ですが、現状でもこのような現場は沢山あります。

もちろんホワイトな会社が多いとは思いたいですが。。

その方たちのお陰で、日本のあらゆるシステムが崩壊せず機能していること、当たり前に動いてるシステムも、沢山のSEの涙ぐましい努力があること、知ってもらえたら嬉しいです。

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