こんにちは、みなさん!今日は、TOEFL iBTの「Readingセクション」の中でも特に重要な「Sentence Simplification(文の簡略化)」の問題について、わかりやすく解説します。
"Sentence Simplification" とは?
この問題は、元の文の意味を保ちながら「簡潔に言い換えた文」を選ぶものです。選択肢の中から、元の文の重要なアイデアを正確に表現している文章を見つけることがポイントです。余計な情報や細かすぎる部分は省き、文の本質的な意味を簡潔に表現している選択肢を選びましょう。
設問の形式
設問の形式は必ず同じです。例えば、こんな形で出題されます。
「次の文の意味を最もよく表現している文はどれですか?不正解の選択肢は重要な意味が変わっていたり、必要な情報が欠けていたりします。」
どんな情報を探すべきか?
この問題のカギは、元の文の「重要な情報」と「重要でない情報」を見分けることです。多くの場合、因果関係や結論が含まれているので、その関係を選択肢で探しましょう。
例題を覗いてみよう
元の文
「爆発は、地球上の広範囲にわたる火災を引き起こし、ほとんどの陸上の森林や草地を焼き尽くしたであろう、大量の硝酸と溶けた岩を生み出したと推定されています。」
この文を簡潔に表現した選択肢を選んでください。
選択肢
(A) 科学者たちは、大量の硝酸と溶けた岩が爆発によって放出され、火災を引き起こし、地球の植物の大部分を破壊したと考えています。
(B) 火災は地球全体に広がり、多くの森林を焼き、硝酸やその他の物質を大気中に放出しました。
(C) 科学者たちは、爆発後に地球に放出された硝酸と溶けた岩の量を計算しました。
(D) 科学者たちは、森林の大火が草原に広がり、爆発を引き起こして地球の植物を破壊したと考えています。
正解とその理由
正解は (A) です!
元の文の因果関係の流れをそのまま踏襲しており、最も正確な要約です。「爆発が硝酸と溶けた岩を放出し、それが火災を引き起こし、火災が植物を破壊した」という順番で因果関係が明確に表現されています。
選択肢の検討
(選択肢を一つずつ見ていきましょう)
(A) 正解です!
元の文の因果関係をそのまま踏襲しており、最も正確な要約です。
理由: 元の文の流れ(爆発 → 硝酸と溶けた岩 → 火災 → 植物破壊)をそのまま簡潔に表現しているためです。
(B) 誤りです。
「火災が硝酸を放出した」となっており、因果関係が逆転しています。
理由: 元の文では爆発が硝酸を放出し、それが火災を引き起こす順番です。Bではこの因果関係が逆転しているため誤りです。
(C) 誤りです。
硝酸と溶けた岩の量の計算にしか触れていません。
理由: 元の文では火災や植物破壊が述べられていますが、Cはその情報が抜けています。
(D) 誤りです。
「火災が爆発を引き起こした」となっており、因果関係が逆転しています。
理由: 元の文では爆発が火災を引き起こす順番になっていますが、Dでは逆転しています。
ポイント
この問題で大切なのは、元の文から「重要なアイデア」を拾い出し、それを簡単に表現した選択肢を選ぶことです。余計な情報や逆転した因果関係を選ばないように注意しましょう。
出題元が公表する英文で、例題を解こう!
では、今度は英語を読んでみましょう。初級者向けに日本語を先に、英語を後に掲載します。これにより、「あ、この単語はあれのことね」ということがわかりやすくなります。語彙力の増強にもプラスです。
元の文: 「爆発が地球上で広範囲に火災を引き起こし、森林や草地を焼き尽くす原因となった、大量の硝酸と溶けた岩が生まれたということが推定されています。」The explosion is also calculated to have produced vast quantities of nitric acid and melted rock that sprayed out over much of Earth, starting widespread fires that must have consumed most terrestrial forests and grassland.
「次の文の意味を最もよく表現している文はどれですか?不正解の選択肢は重要な意味が変わっていたり、必要な情報が欠けていたりします。」"Which of the sentences below best expresses the essential information in the following sentence? Incorrect choices change the meaning in important ways or leave out essential information."
選択肢:
(A) 科学者たちは、大量の硝酸と溶けた岩が爆発によって放出され、火災を引き起こし、地球の植物の大部分を破壊したと考えています。 Scientists believe that large amounts of nitric acid and melted rock were released by the explosion, causing fires that probably destroyed most of Earth's plant-life.
(B) 火災は地球全体に広がり、多くの森林を焼き、硝酸やその他の物質を大気中に放出しました。 Fires spread out over Earth, burning many forests and releasing nitric acid and other materials into the atmosphere.
(C) 科学者たちは、爆発後に地球に放出された硝酸と溶けた岩の量を計算しました。 Scientists have calculated the amount of nitric acid and melted rock that was released on Earth after the explosion.
(D) 科学者たちは、森林の大火が草原に広がり、爆発を引き起こして地球の植物を破壊したと考えています。Scientists believe that large fires in forests must have spread to grasslands and caused explosions that destroyed most of Earth's plants.
選択肢を分析しよう
それでは、1つずつ見ていきましょう。爆発による影響や因果関係に注目して選択肢を見ていくと良いですよ!
(A) 正解です!元の文で描かれている因果関係の流れをそのまま踏襲しているため、最も正確な要約となっています。
元の文:
「爆発が地球上で広範囲に火災を引き起こし、森林や草地を焼き尽くす原因となった、大量の硝酸と溶けた岩が生まれたということが推定されています。」
この文の重要な情報は、次の4つです。
1. 爆発が起きた。
2. 爆発によって、大量の硝酸と溶けた岩が生まれた。
3. 硝酸と溶けた岩が原因となり、火災が発生した。
4. 火災が広範囲に広がり、植物が破壊された。
(A) の選択肢:
2. 爆発によって硝酸と溶けた岩が放出された。
3. 硝酸と溶けた岩が火災を引き起こした。
4. 火災が地球の植物を破壊した。
元の文では「爆発が起き、大量の硝酸と溶けた岩が生まれ、それが火災を引き起こし、その結果、植物が破壊された」というように、「爆発→硝酸と溶けた岩→火災→植物の破壊」という因果関係が順番に述べられています。(A) の選択肢では、この4つの重要な要素のうち、3つを簡潔に表現しています。
1つ目。爆発が起き、硝酸と溶けた岩が放出された(元の文の「爆発」と「硝酸と溶けた岩」)。
2つ目。硝酸と溶けた岩が火災を引き起こした(元の文の「硝酸と溶けた岩が原因で火災が発生した」)。
3つ目。火災が地球の植物を破壊した(元の文の「火災が植物を破壊した」)。
(B) 元の文では、「爆発が硝酸と溶けた岩を放出し、それが火災を引き起こした」と明記されていますが、Bの選択肢では「火災が硝酸やその他の物質を大気中に放出した」と記述されており、因果関係が逆転しています。そのため、火災が硝酸を放出したという表現が誤りということになります。
(C) 「科学者たちは爆発後に放出された硝酸と溶けた岩の量を計算した」と書かれていますが、重要な情報が抜けています。火災の発生やその結果としての植物の破壊に関する情報が完全に省略されています。因果関係(爆発が火災を引き起こした、その火災が植物を破壊した)が欠けています。更に、「科学者たちは硝酸と溶けた岩の量を計算した」という内容は元の文には書いてありません。元の文の意味を改変してしまっています。
(D) こちらも因果関係が逆転していて、元の文の内容とは逆になっています。火災が爆発を引き起こしたのではなく、爆発が火災を引き起こしたという点が異なります。
まとめ
1. 重要な情報(例えば因果関係や結論)を選びましょう。
2. 細かすぎる情報や余計な詳細は省きます。
3. 因果関係や重要な結論のつながりを見逃さないようにします。
4. 何度も文章を読み返して、素早く重要な情報を見つける練習をしましょう。
TOEFLの「Sentence Simplification」問題もバッチリです!練習を続けて、英語力をさらに向上させていきましょう。頑張ってください!
難問大歓迎
あなたが取り組んでいる問題で難問に出会った時はぜひどうぞ。それが「難問」なのか「悪問」なのか、はっきりさせようではありませんか!