新たなデフォルメイラストです。
白いチューリップを3本、リボンで束ねて抱える小さな女の子です。
大きなリボンで結った長いサイドテールが特徴的。
この足の開き方はバレエでアン・ドゥ・オールと呼ばれるものです。
ワンピースがクラシカルなので、基本姿勢の一つをなんとなく取らせてみたらより思う通りのイメージに近づきました。
このまま花を持って踊りだしたら愛らしいだろうなあ、でもさすがに重そう、など他愛ないことを考えながらペンを走らせるのが楽しかった。
可愛くてお淑やかそうな子に仕上がって満足です。
こんな感じのデフォルメ、ミニキャラを描いてほしい!という方からのご依頼、現在募集中です。
興味がありましたら是非ご相談ください!
チューリップの花言葉
チューリップは色や本数別に、とにかく花言葉がたくさんある花ですね。
白いチューリップの花言葉は「失恋」「新たな恋」「待ちわびて」等。
そして、どんな色でもチューリップは3本ですと「愛している」という意味合いを持つそうです。
白いチューリップを3本抱えていることにこの子なりの意図があるとしたら……想像してみると面白いかも。
少しネガティブ寄りな花言葉に「愛している」という意味が込められると、何とも言えない物悲しさも感じます。
小人という点でも異なる解釈ができそう。
よく昔話では人目を盗んでいたずらをしたり、反対に人の手助けをしたりする役で登場しがちな、小人。
彼女はなぜこの花を持っているのか。
また、リボンでちょっぴり飾ったその花は誰に向けたものだろう。
恋しい相手に自ら送るのか?あるいは伝書鳩のように人から人へ遣わされて?
いろいろと想像が捗ります。
花言葉はこういった多面性も楽しみ方の一つですね。
ただ気ままに描いた絵を平面的に楽しむこともできるし、解釈をすることで奥行きを感じることもできる……花を描いたイラストは楽しみが増すなあ。
あるいはこういった花を描いたイラストを人に贈ることで、日ごろの気持ちを一枚の作品に込めて伝えるなんて粋なこともできますね。
バラやコスモスだったり、他の花を持たせた小人もいずれ描いてみたいものです。