子育てをしていると、つい「ダメ!」と言ってしまうこと、ありますよね。危ないことや困る行動に対して、反射的に口から出てしまうこの言葉。実はこの「ダメ」、とても強い否定のメッセージを含んでいるんです。
私たち夫婦は、小児専門の作業療法士として、日々さまざまな子どもたちと関わっています。だからこそ、「ダメ」という言葉の持つ影響力の大きさも、身をもって感じています。
もちろん、「ダメ」と言わない子育ては簡単なことではありません。素直に聞いてくれないお子さんもいるでしょう。しかし、子どもの可能性や自主性を伸ばすためには、「ダメ」以外の言葉を選ぶことが非常に重要です。
「ダメ」は便利、でもリスクもある
「ダメ」は簡単で伝わりやすい。でも、子どもの心に残るのは「自分はダメな子なんだ」という印象です。自己肯定感が育つ大切な幼児期に、否定的な言葉ばかりかけられると、子どもの自信や挑戦する意欲が損なわれてしまいます。
「ダメ」の代わりに使いたい言い換え5選
危険を伝える・行動を止める・気持ちを切り替える。そんな場面で使える、より穏やかで前向きな表現を5つご紹介します。
1. しないよ
「これは触らないよ」「そこには行かないよ」など、具体的な行動を伝えることで、子どもは何をすべきでないのかを理解しやすくなります。シンプルですが、肯定的なニュアンスで伝えることができます。
2. やめてね
危険な行為や、他の人に迷惑をかける行為に対しては、「〇〇はやめてね」と優しく、しかし明確に伝えましょう。感情的に怒鳴るのではなく、落ち着いたトーンで伝えることが大切です。
3. やらないでね
「これ、やらないでね」と伝えることで、次にどうすればいいのかを考えさせるきっかけにもなります。『なぜやらない方がいいのか』を簡単に説明してあげると、より理解が深まります。
4. あとでしようね
今すぐできないことや、適切でないタイミングで何かを求めてきた場合、「〇〇はあとでしようね」と伝えることで、子どもの要求を受け止めつつ、ルールや順番を教えることができます。具体的な時間を伝えることも効果的です。「おやつを食べ終わったらね」「時計の針がここに来たらね」など。
5. また今度ね
今すぐは難しいけれど、将来的に可能性のあることや、今は準備ができていないことに対しては、「〇〇また今度ね」と伝えます。完全に否定するのではなく、期待を持たせることで、子どもの意欲を削ぐことなく次の機会を待つことができます。
子どもが何かをしてしまう時につい「なんでこんなことするの!ダメでしょ!」と言いたくなる気持ちは私自身子育てをしている身としてはよく感じてしまいます。
だからこそそんな時はまず『気持ちを一度受け止める』ことをしてあげてください。
「ベッドからジャンプしたかったんだね。」「パジャマ来たくなかったんだね。」
「でもベッドから落ちたらけがをするかもしれないからやめようね。」「時計の長い針が5になったらパジャマ来ようね。」
この受け止められるという経験をしているか、していないかではただダメと否定されるよりもかんしゃくの度合いが変わってくるように感じます。
私自身この記事を書いていて『すごくきれいごと』のように感じます。
それは家族の協力や自分の趣味をすることができるだけの『心の余裕』があるからだと思います。
普段障がいのあるお子さんを持つお母さんから相談を受けます。
そのお母さん方は9割はお子さん中心で考えています。
お子さんのことをすることが趣味であればいいですが、「本当は〇〇したいんですよね。でもしているとこの子が何をするかわからないのでなかなかできなくて。」という言葉をよく耳にします。子どものことを一生懸命にしている証拠だと思います。
しかし、お母さんも人です。
心の余裕がないと人はついしていることに対してイラっとしてしまうものです。
そんな時はぜひ相談していただければと思います。
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他にもこんな話聞きたいということがあればコメントいただければと思います!