みなさんは「嫌われる勇気」という本をご存知でしょうか?
2013年に発売以来、10年に渡って年間ベストセラートップ10入りしたという名著です。
タイトルは聞いたことある!という方も多いと思います
アドラーという昔の心理学者が唱えた心理学が内容のベースになっていて、哲学者と悩み多き屈折した思いを抱える青年との2人の対話形式で話が進んでいくのですが、
私自身、これまで読んだ本の中でも上位に入るほど学びの多い本だと思っています!
特に社会人になって3年以内の人には必ず読んでほしいと思っているほど。
私はこれまでに4回読んでいますが、読むたびに新しい発見があると感じます。
そんな「嫌われる勇気」について、本日はお伝えできればと思います!
三行で要約すると
①すべての悩みは「対人関係の悩み」である
②「課題の分離」をせよ
③他者貢献を通じて、自らの価値を実感せよ
かなと感じます!
一冊を通して読めばまだまだ肝心なことはあるのですが、どれも本当に大切なことばかりです!
一つずつ紐解いていきますね。
①すべての悩みは「対人関係の悩み」である
「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」。
これはアドラー心理学の根底に流れる概念です。もし、この世界から対人関係がなくなってしまえば、それこそ宇宙のなかにただひとりで、他者がいなくなってしまえば、あらゆる悩みも消え去ってしまうでしょう。
本書からの引用です。
少し極端な気もしますが、私は実際この部分を読んで、確かにほとんどの悩みは突き詰めれば「他者の影が介在している」ということに気付きました。
実際に10年ほど前、社会人になって数年が経った私は、少しずつ体重が増えてしまい悩んでいた時期がありました。
生活が仕事中心になり、運動の機会が減った。
ストレスで飲み食いすることが増えた。
原因としてはこんなものなのですが、食事の量を減らしても、運動してもなかなか痩せないことにフラストレーションがたまり続けていました。
これも端から見ると自分自身だけの問題のように感じますが、この本を読んで、
・「あの人最近太ったよね」という周りの視線
・モテなくなったらどうしよう
・だらしない奴と思われたくない
という、他者の存在が根底にあったことに気付きました。
「最近太ってきて嫌だ!」という個人的な感情のもっと奥には、このように他者の影があったのです。
アドラーの言っているのはまさにこういうことだと思うのです。
もし世界に自分一人きりだけならば、太っていようが悩みになり得ない。
すべては社会という対人関係の中で生きているからこそ生まれる問題である、と。
初めてこれを読んだときは目から鱗でした。
②「課題の分離」をせよ
課題の分離とは、自分の課題と他者の課題を明確に分離して、他者の課題には踏み込まないようにすることです。
これ、私が本書を読んで一番学びを感じた部分です!
もう少し補足していきますね。
課題の分離とは、
「その選択によってもたらされる結末を、最終的に引き受けるのは誰か」を考えること。
そしてそれが自分ではないのであれば、踏み込まないようにする。
ということだと考えています。
引用になりますが、少し例を出してみますね。
【悩み】上司の機嫌が悪い
「なぜか今日は上司がイライラしている」
「もしかして、私が何かしてしまったから怒っているのかな?」
このように考えてしまい、不安を感じている方もいるでしょう。しかし、上司のイライラの原因が本当にあなたなのかどうかは分かりません。
この場合、機嫌が悪いのは上司の課題であって、あなたの課題ではありません。自分の課題が何かと言えば、「上司からの評価を気にしすぎる自分」が課題でしょう。
上司の顔色を伺うのは、相手の課題にあなたが踏み込むことになります。
つまり、評価を気にしすぎてしまう自分を手放すことが必要です。
当然ですが、他人がイライラしている状況は自分の力でどうにかすることはできません。自分がコントロールできる課題か否かを判断して、コントロールできるものに対して注力するのです。
こういう場面、仕事をしているとたくさんありますよね…(笑)
上司の機嫌が悪いのは、もしかしたら社長になにか言われたのかもしれないし、家族内で問題があったのかもしれない。
「機嫌が悪い」ということは事実ですが、これは紛れもなく上司自身の問題なのです!
怒りという感情を使うことで周りをコントロールしようとしているのかもしれません。
ただ、周りをコントロールできた、もしくは逆に顰蹙を買ってしまったとしても、「機嫌が悪い」ということの結末を引き受けるのは上司自身です。
この「機嫌が悪い」という上司の課題に、「機嫌をとらなきゃ…」と介入してしまうことこそが問題なのだとアドラーは説いています。
これこそが課題の分離の肝です!
この例は日常の私たちの生活でも非常に参考にできると思っていて、課題の分離ができるようになると「自分のせいではない」と物事を割り切れるようになっていきますよ!
特に気にしいな人ほど、課題の分離を意識していただきたいと思います!
※こちらの記事でも課題の分離について書いてます!
③他者貢献を通じて、自らの価値を実感せよ
他者貢献とは
信頼する相手(仲間)に対し、役に立つこと。
これを通し、「所属感(ここにいてもいいんだ)」を得られ、自らの価値を実感する循環が生まれる。
私は最近、この本質的な意味をひしひしと感じています!(笑)
人間関係って、一方的では成り立たないですよね。
家族でも友人でも仕事仲間でも。
相互のギブ&テイクがあってこそ、良い関係を築けると思うのです。
アドラーは対人関係について、「相手に貢献し、その結果、自分の価値を実感することでその循環をつくりなさい」と説いています。
相手の役に立つことを進んですることで、ギブ&テイクの循環を作り出すということですね。
仕事、ひいては「働く」ということの本質も、この「他者貢献」にあると思いませんか?
世の中には、好きな仕事ではないけれども生活のために働いている方が多いと思います。
というより、そのような方がほとんどではないでしょうか?
最近、このように生活のために仕方なくする仕事のことを「ライスワーク」と呼ぶそうです。皮肉が効いてますよね(笑)
最近、私と同年代の30代中盤の友人たちが、こぞってこのライスワークの壁にぶつかっているのを感じます。
社会人経験も10年以上、仕事も大抵のことはできるようになった。
でもどこか打ち込めない。情熱が持てない。
その割に発生する組織のあれこれに耐えられない。
その結果、「自分の人生、このままでいいのだろうか」と行き詰っている人が本当に多いです。
話を聞いていて思うのが、まさにこの「他者貢献による自らの価値を実感できていないから」だということに気付かされます。
会社に言われるがままにタスクをこなす毎日で、それで精一杯。
自分の仕事によって「この人たちの役に立てたんだ」という貢献感、そこから生まれる自分の価値を実感できていないからこそ、情熱が生まれていないのだと感じます。
人間、自分の価値を実感できない時期が続くと「無力感」を感じやすくなります。無力感は自己肯定感の低下に繋がり、メンタルや体の不調へも繋がりかねません。
「他者貢献」とは当たり前のようですが、軽視できないと感じます!
「いま、ここ」に強烈なスポットライトを当てよ
「過去と他人は変えられない、変えられるのは未来と自分だけ」
という有名な言葉がありますが、アドラーも似たようなことを唱えています。
過ぎ去った過去は手放し、どうなるか分からない未来など今考える問題ではない。我々は「いま、ここ」を真剣に生きるべきだ、と。
本当にそう思います!
先日のブログでも不安の向き合い方というテーマでお伝えしましたが、
我々は起こってしまった出来事に自分なりの意味づけを施し、いま出来ることに集中することしかできないのです!
※こちらでも詳しく書いてます!
人間関係や仕事、人生について私たちの悩みはつきませんが、「今を生きる」ことに全力を尽くすしか道は開けないと感じます。
行動に移すことって大切ですね…
誰の課題かを見極めたり、他者貢献を通じて自分の価値を実感することが、本質的な悩みの解決に繋がっていくのだなと思います。
本当はもっともっとお伝えしたいことが書かれているのですが、ここに書ききれないので、ぜひ「嫌われる勇気」を読んでいただきたいなと思います!
序盤はちょっと極端すぎる論調だったりしますが(笑)、読み進めるうちにきっとハッとすることがあるはずです!
本を手に取るきっかけになりましたら幸いです!
では、また!
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