何かに対して怒りが湧いたときに、果たして怒っているのは「自分」なのだろうか?
妙な質問に思われるかもしれないが、「怒り」および感情全般を脳科学に考えたふときに、本質はこの質問に集約されると言ってもいい。
例えばお腹が空いてご飯を食べるのは自分だ。
体重を気にしているが、デザートにケーキを食べてしまうのも自分だ。
しかしそんな自分に対して込み上げてくる怒りは、どこから発するのだろうか。
怒りを例えて言うなら、「お腹が痛い」という現象に近い。
お腹が痛くて薬を飲むのは自分の意志だが、お腹が痛いのは自分ではどうにもならない。
それと同じように、怒りも「怒ろう」と思って発生するものではない。
自分が怒るというよりも、自分の中の別のものに「怒らさせている」という感覚でいるとわかりやすい。
そういう意味では、感情は極めて無意識の領域に近いところに存在し、無意識の消息を伝えてくれるものである。
近年、感情をいかにコントロールするかが重要なテーマになっている。
ポジティブな感情に満たされているときならいいが、ネガティブな感情に支配されているときは、
パフォーマンスにも影響が出る。
普段やっている簡単な作業をしくじったり、大切なところで判断ミスをしたりして、さらなる感情の悪ループに陥ることも珍しくない。
当然、人間関係においても感情の置き所は重要だ。怒っているときに勢いまかせでいった言葉に、「なんであんなこと言っちゃったんだろう・・・。」
と後悔した経験はだれにでもあるだろう。
そうした負の感情やストレスと上手に付き合っていくために、昨今ではアンガーマネジメントが随分と話題になっている。
なんのために感情が生まれるのか、どのように生まれるのか。
あの人はいつも穏やかなのに、なぜ自分はこんなにも怒りっぽいのか。
感情というメカニズムを俯瞰して眺めることで、それをコントロールするための重要なヒントを見つけられるかもしれない。
年間100冊以上読書をする私が
皆さんにおすすめする一冊
茂木健一郎著「無意識の考え方」
無意識に潜む、感情
これにどのように接していくか、皆さんは
自分の感情に気づいていますか。俯瞰して
自分を眺める時間を割いていますか。
コーチングではこの俯瞰力を身につけることが
可能です。この能力をこれをメタ認知といい、客観的に
自分自身を見つめる時間を日常的につくることでセルフコントールが本当にやりやすくなります。
わかっちゃいるけど、何かカチンときたら
感情的になってしまう方は是非、
コーチングセミナーのご参加お待ちしております。わかりやすく、とっても人間の仕組みが理解できますよ。