5Sはなぜ「運動」ではなく「活動」なのか

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数あるブログからこのブログをご覧いただきありがとうございます。

今回は『5Sはなぜ「運動」ではなく「活動」なのか』について、詳しく解説していきますので、最後までお読み頂ければ幸いです。

最後まで熟読し、行動していけば必ず会社・組織風土が変わりますので、小さな積み重ねを意識していきましょう。

《5S活動で期待できる効果と取り組み》



1.なぜ「5S運動」と言わないのか?


そもそも、「活動」と「運動」の違いについて、説明していきます。

※活動とは:グループ、会社組織内で行動を伴う取り組みを指します。

※運動とは:働きかける動きで、社会や会社組織全体が良くなることを目指すことになります。

運動を例にすると「交通安全運動」が挙げられます。

交通安全運動は、「交通ルールを守ろう!」という啓発になり、意識を高める為に実施するものに取り入れられています。

それを5Sに置き換えてみると、

「5Sをやろう!」という働きかけだけで職場は改善されるのでしょうか?

聞いている人からすると、「また、言っているわ~」というたわごとに聞こえて、何一つ変わらないのが分かるかと思います。

5Sは働きかけではなく、実際に行動に移していく「活動」の言葉が適切であると言えます。

2.5Sは「活動」から


1項で説明しましたが、あなたの職場では「5S運動」になっていませんか?

色々な現場を見て来て思うのが、「5S」の看板・垂れ幕は現場に掲示されているが、実際に活動する時間を確保して実施していなければ、何年経っても何一つ変わりません。

5Sは、例え5~10分でも良いので、就業時間中に取り入れ、みんなで取り組む(当番制でも可)ことが重要です。

5Sは、何をするか考えるよりも、全体的なゴール(職場環境をどうしたいか)を職場メンバー全員で共有し、ゴールに向かって軌道修正しながら、みんなの意見を取り入れながら活動をしていくと、あなたの職場環境は必ず変わります。

それが出来ていないから変わらないのであり、活動を会社組織で仕事として取り組んだのがトヨタ自動車になります。

トヨタ自動車では、「5S活動」を第一優先で実施してきたからこそ、今や日本一の企業になったと言っても過言ではありません。

3.まとめ


あなたの職場でも5Sを実行しないと何も変わりません。

あなたの職場を変えたいのであれば、5Sを運動とせず、先ずは活動として進めることを意識して実行しましょう。

特に組織のトップの理解と率先垂範が欠かせないので、全員参加で取り組むことも非常に重要です。

「上司は忙しいから!」と思っている人こそ、巻き込んでいきましょう。

そうすることで、上司の忙しい環境そのものが改善され、上司・部下関係なく、みんなが定時で笑顔で退社する会社にカイゼン出来ます。

あなたの職場風土を変えられるのは、あなたしかいません。

泥臭くて、大変な部分もありますが、活動を実施した分だけの効果は必ず出る時がきますので、あなたの職場がどうありたいかを考えて実行しましょう。

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