一生懸命にがんばって、やっとの思いで成果を出したとき。本当なら「よくやったね」って自分をいっぱいいい子いい子して、ゆっくり息を抜きたいところですよね。
でも、それなのに、まわりから「次はこの目標ね!」「あなたならもっとできるよ!」なんて、さらに高いハードルを差し出されて、心がすーっと冷めていくような、言葉にできない疲弊感に襲われることはありませんか。
成果を出せば出すほど、次に求められるものがどんどん大きくなっていく。まるで、終わりのない階段をずっと息を切らしながら登らされているような、そんな先の見えない苦しさを感じている方も少なくないと思います。
期待されることは決して悪いことではないはずなのに、どうしてこんなに胸が苦しくて、押しつぶされそうになってしまうんだろうって、自分を責めてしまうこともあるかもしれませんね。
でもね、僕は、あなたがそうやって疲れてしまうのは、それだけ目の前のことに誠実向き合って、命を削るようにしてがんばってきた証拠だと思うんです。
期待に応えようと、まわりの笑顔が見たいと、自分の限界を超えてまで走り続けてきたからこそ、心が「もうこれ以上は無理だよ、休ませて」って悲鳴を上げているんですよね。
ハードルを越えるたびに次のハードルが現れるゲームは、やっているうちに体も心もすり減ってしまうのが当然です。
まわりの人たちは、あなたがどれほど心を張り詰めて、どれだけのものを犠牲にしてその成果を出したのか、本当の意味では気づいていないのかもしれません。
だからこそ、心理カウンセラーとして、あなたに一番に伝えたいことがあります。
もう、これ以上あらかじめ用意された高いハードルを、無理して飛び越え続けなくても大丈夫ですよ。
まわりの期待は、あくまで他人が勝手に抱いているものであって、あなたが命をかけてまで背負いきるべきものではありません。
成果を出した自分を、誰よりもまずあなた自身が「本当にがんばったね、すごかったね」って、たくさん認めてあげてください。
ときには、差し出された高いハードルの前で、ちょこんと座り込んで、のんびりお茶を飲んだっていいんです。
自分の心と体の心地よさを守ること以上に、大切なことなんてこの世界にひとつもありませんからね。
今回は、限界までがんばりすぎてしまったあなたの心が、少しでも軽くなって、あたたかいお布団の中で安心して眠れるような、そんなお守りになればいいなと思って言葉を綴りました。
まずは、深く深呼吸をして、がんばった自分に心からの拍手を送ってあげてくださいね。