「ただの人」に戻る時間。オンとオフのあいだで、がんばるあなたへ

「ただの人」に戻る時間。オンとオフのあいだで、がんばるあなたへ

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コラム
仕事が終わって、パソコンを閉じて、スマホをポケットにしまう。それなのに、頭の中のどこかでずっと「次のこと」や「今日のこと」がぐるぐると回り続けている。そんな夜はありませんか。

仕事モードのスイッチを切ったつもりなのに、どうしても心の奥のランプがぼんやりと灯ったままになってしまう。そんなオンとオフの曖昧さに、少し疲れてしまっているのかもしれませんね。

毎日を一生懸命に生きている人ほど、実はこの「スイッチの切り替え」が苦手だったりします。それはあなたが、それだけ目の前の仕事や役割に誠実に向き合っている証拠でもあるんです。

でもね、ずっと張り詰めた糸のままでいると、いつかプツンと切れてしまうんじゃないかって、どこかで不安になってしまうこともありますよね。

僕も、普段からたくさんの心のお話に触れる中で、この「自分を取り戻すことの難しさ」をいつも考えています。役割を背負った自分ではなく、ただの自分に戻る時間。それがいかに大切で、そしていかに難しいか。

僕は、無理に「はい、ここからオフ!」と切り替える必要はないと思っています。グラデーションのように、ゆっくりと夕方から夜にかけて空の色が変わっていくように、心も少しずつ、なだらかに休ませてあげればいいんです。

たとえば、温かい飲み物を一口飲むとき。その瞬間だけは、仕事のことも、明日の不安も、いったん横に置いておく。ただ「温かいな」「美味しいな」と感じるだけの時間を作ってみる。

そんな風に、五感に意識を向ける小さな瞬間が、少しずつあなたを「ただの自分」へと連れ戻してくれます。完璧にオフにできなくても大丈夫です。半分くらいオフ、それだけでも心は随分とホッと息を吸い込むことができますからね。

がんばり屋さんのあなたの心が、今夜は少しでもふんわりと軽くなりますように。

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