「また怒っちゃった」と自分を責めてしまうあなたへ。小さなトゲがチクッと刺さったときの、心の守りかた。

「また怒っちゃった」と自分を責めてしまうあなたへ。小さなトゲがチクッと刺さったときの、心の守りかた。

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コラム
日常のほんの小さな出来事に、心がざわざわしたり、ついカッとなってしまったりすることってありますよね。そしてそのあと、「どうしてあんな些細なことでイライラしちゃったんだろう」「なんて自分は器が小さいんだろう」って、激しい自己嫌悪に落ち込んでしまう。そんな風に、自分を責めて苦しんでいる方は本当にたくさんいらっしゃいます。

でもね、まずは自分を責めるのを少しだけお休みしてみませんか。小さなことに過剰に反応してしまうのは、あなたの心が狭いからでも、性格が悪いからでも決してありません。それは、あなたの心が今、それだけ一生懸命にがんばっていて、いっぱいいっぱいになっている証拠なんです。コップに水が並々と注がれていたら、ほんのひとしずくが落ちただけでも溢れてしまいますよね。今のあなたの心は、まさにその溢れそうなコップと同じ状態なのだと僕は思います。

僕は、日々の生活の中で心が敏感に反応してしまうとき、それは心が「もう限界だよ」「少し休んで」とあなたにサインを送ってくれているのだと捉えています。周囲の人のちょっとした一言や、思い通りにいかない小さな出来事が、弱っている心にチクッと刺さるトゲのようになってしまうのです。だからこそ、反応してしまった自分を「ダメな奴だ」と叩くのではなく、「そっか、それだけ今、心が疲れているんだね」と、まずはその状態をそのまま受け入れてあげることが大切です。

心理カウンセラーとして多くの方のお悩みをお聞きする中で、心が繊細で優しい人ほど、この「過剰反応した後の自己嫌悪」のスパイラルにハマりやすいと感じています。相手の気持ちを察しすぎてしまったり、先のことを真面目に考えすぎてしまったりするからこそ、脳も心も常にフル回転で、疲れ果てているのです。アンテナの感度が高すぎるだけなので、まずはそのがんばってきた自分を認めてあげてくださいね。

もし次、小さなことに心がざわついたときは、ゆっくりと深呼吸をして、自分の胸に手を当ててみてください。そして、「反応してもいいんだよ」「イライラしちゃうくらい疲れてるんだもんね」と、自分の一番の味方になって声をかけてあげるのです。感情を否定せず、そのまま「今、そう感じているんだな」と眺めるだけで、コップの水は少しずつ落ち着きを取り戻していきます。あなたの心をもっと緩めて、もっと自分に優しく生きていっていいのです。

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