毎日、朝が来て、なんとなく目が覚めて、目の前のことを淡々とこなす。
そこに特別な「きらきらした目標」なんてなくて、ただただ、今日という一日をどうにか生き延びている。
そんな毎日のなかで、「自分は一体、何のために生きているんだろう」って、ふと心が立ち止まってしまうこと、ありませんか。
周りの人がすごく輝いて見えたり、何かに向かって全力で走っている姿を目にしたりすると、目標を持てずにただ息をしているだけの自分が、なんだか取り残されているような、そんな寂しい気持ちになってしまうかもしれませんね。
でもね、僕は、そんなあなたにまず、声を大にして伝えたいんです。
「今日も一日、無事に生き延びてくれて、本当にありがとう」って。
人生の目標が見つからないことや、ただ生き延びているだけのように感じることは、決して悪いことでも、恥ずかしいことでもありません。
むしろ、今のこの変化が激しくて、生きているだけでもエネルギーをたくさん使う世の中で、今日までちゃんと命を繋いできたこと自体が、ものすごく価値のある、素晴らしいことなんですよ。
僕は、これまで本当にたくさんの方の人生の悩みや、将来への言葉にならない不安に耳を傾けてきました。
そのなかで気づいたのは、心がちょっぴり疲れているときや、エネルギーが少なくなっているときほど、「何か大きな目標を持たなきゃ」「変わらなきゃ」と、自分を焦らせてしまいがちだということです。
でも、車のガソリンが空っぽに近い状態のときに、いきなり遠くの目的地を目指してアクセルを強く踏み込んだら、エンジンが悲鳴を上げてしまいますよね。
今のあなたは、きっと心が「ちょっと今は休憩して、エネルギーを溜める時間だよ」と教えてくれている状態なんだと思います。
目標なんて、無理に探そうとしなくて大丈夫です。
人生の目的という大きなものを見つけようとするよりも、今はただ、目の前の一瞬一瞬を、少しでも心地よく過ごすことだけを考えてみませんか。
朝、あたたかいお茶を飲んで「あぁ、美味しいな」と感じること。
お気に入りの布団に潜り込んで「ふわふわで気持ちいいな」とほっとすること。
そんな、誰かにわざわざ話すほどでもない、小さな小さな心地よさを積み重ねていく。
それだけで、私たちの心は少しずつ、じんわりと満たされていくものなんです。
ただ「生き延びている」だけのように思える毎日も、それはあなたが、自分の命を一生懸命に守り抜いているという、何よりの証拠です。
だから、目標がない自分を責めるのは、もう終わりにしましょう。
今はただ、息をして、ご飯を食べて、夜になったら眠る。
その繰り返しができている自分を、たくさんたくさん、労ってあげてくださいね。
心がエネルギーで満ちてくれば、いつか自然と、「あ、これやってみたいな」と思える小さな灯火が、あなたの目の前にぽっと灯る日が必ず来ますから。
その時までは、のんびり、ゆったり、あなたのペースで「生き延びること」を最優先にしていきましょう。
心理カウンセラーとして、僕はいつでもあなたの味方ですし、あなたのその歩みをずっと応援しています。
今日を生き延びたあなたに、優しい夜が訪れますように。