心理カウンセラーの「うさぴょん」です。
街を歩いているとき、偶然にも彼を見つけてしまった。
でも、そこにはあなたの知らない「夫」としての彼や、「父親」としての彼の顔があった……。
そんな場面に遭遇したとき、心臓が止まるような衝撃と、その場から消えてしまいたくなるような絶望感に襲われますよね。
何より辛いのは、一番近くにいるはずの彼に対して「赤の他人のフリ」をしなければならないことだと僕は思います。
目が合っても微笑むことすら許されない。
声をかけるなんて、もっての外。
すぐそこに彼がいるのに、世界で一番遠い場所にいるように感じてしまう。
その瞬間に突きつけられる「自分は彼の日常には存在しない人間なんだ」という孤独感は、言葉では言い表せないほど深いものです。
僕のもとへ相談に来てくださる女性たちの多くが、この「他人のフリ」をする苦痛に涙を流されます。
「どうして私だけが隠れなきゃいけないの?」 「あんなに優しい彼は、私の前だけの幻だったの?」
そんな風に、自分自身の存在価値まで否定されたような気持ちになってしまうんですよね。
でもね、僕は思うんです。
あなたがその場で必死に「他人のフリ」をしたのは、あなたが弱かったからではありません。
それは、彼を守るためであり、そして何より、あなた自身の矜持を守るための、とても健気で愛情深い行動だったはずです。
誰かを愛することは、本来とても素敵なことです。
それがたとえ、世間では許されない形だったとしても、あなたが彼を想う気持ちそのものに嘘はありません。
ただ、その恋が「秘密」というベールに包まれている以上、どうしてもこうした「光の当たる場所」での痛みは避けて通れないんですよね。
もし、そんな場面に出くわして心がボロボロになってしまったら、どうか自分を責めないでください。
「私は影の存在なんだ」なんて、悲しい決めつけもしないでくださいね。
あなたは彼にとって、日常の義務や責任から離れた、魂を癒やす大切な存在であることに変わりはないと僕は思います。
ただ、家族と一緒にいるときの彼は、彼なりに必死で「役割」を演じている最中なんです。
あなたが見たのは、彼の人生のほんの一部であって、すべてではありません。
それでもやっぱり、胸が痛んで夜も眠れないときは、無理に笑おうとしなくて大丈夫ですよ。
そんなときは、温かい飲み物でも飲んで、自分自身を優しく抱きしめてあげてください。
「私、今日まで本当によく耐えてきたね。偉かったね」って、心の中で声をかけてあげてほしいんです。
あなたの痛みも、切なさも、やるせなさも、全部僕が受け止めます。
独りで抱え込まないで、いつでも僕を頼ってくださいね。
不倫という恋の形を選んだからといって、あなたが幸せになる権利を失ったわけではありません。
むしろ、人一倍苦しんでいるあなただからこそ、心から笑える日が来ることを僕は心から願っています。
あなたの心が少しでも軽くなるように、これからもずっと寄り添い続けますね。