「新天地の仮住まい」
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【妊娠】
3歳の時のインパクトある思い出があり
当時西川口の電車の側にある12畳1間の
風呂トイレ無し1Kアパートに住んでて
この頃母親が弟を妊娠した
°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°
そこで母親の家事の負担を減らす為と
4人家族が住めるもっと広い家を探す為
我々はお祖母ちゃんの家に1時的に住み
お世話になる事になった
この時母親は会社経営してるお兄さんの
協力で当時関東で1番のマンモス団地の
三郷団地に住む為に抽選に応募してたら
あっさり当選する
でもまだ完成してない部屋で住み始めは
7か月後からという事だからそれまでは
おばあちゃん家に住んでいないとならず
しばらく団地には引っ越せなかった
おばあちゃんちは1人用都営住宅の1LDK
我々3人が住むとなると凄く狭い場所で
俺とおばあちゃんは普通の部屋で寝れて
母親と父親はリビングで寝る事になった
しかし3歳だった俺は部屋の狭さなんて
全く気にする事なくずっと遊んでくれる
お祖母ちゃんが大好きになってなついて
1日中離れずべったりしてる
本来おばあちゃんが妊娠中の母親の為に
家事を代りにすはずがおあばちゃんから
俺が全く離れないから家事を代われずに
結局母親が全部やる羽目になってた
ヒィー(゚ロ゚ノ)ノ
〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓=〓
【パンタグラフ】
おばあちゃん家にいた時父親が出勤する
会社はとても近くにあり歩いて5分位の
場所にあったから出社時間ギリギリまで
家でくつろいでてとても気楽そうだった
(´∀`*)ウフフ
交通費もかからず家賃も発生せずその分
給料が浮くので父親が時々玩具を買って
俺に渡してくれてそれが嬉しかったから
日中ずっとその玩具で遊んでた
西川口に住んでた時目の前に電車が走り
深夜まで騒音がしてたから電車が身近で
好きになってしまい父親も知ってたから
電車の玩具をたくさん買ってきてくれる
特にプラレールは安かったのかたくさん
買ってきてくれてそのおかげで長距離の
レールを繋げる事が出来てそこに電車を
走らせ走行姿をずっと見て楽しんでた
その他に子供が乗れる大きな電車を買い
俺はそれに乗って部屋の中で遊びたまに
外に出て電車の乗り物に乗って目の前の
広い歩道で遊んでた
するとおばあちゃんがその乗り物を見て
トゲトゲのパンタグラフが付いてる事に
気が付いて危険だと判断したのかそれを
腕力でねじ切って取ってしまう
しかし俺は電車本体があれば乗れるから
パンタグラフが無い事なんて気にせずに
普通に乗って遊んでたけど何故か母親は
パンタグラフ無い電車が嫌いな様だった
( ゚皿゚)キーッ
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【気分の変化】
母親が気に入らない理由はプラレールに
パンタグラフが付いてなくて安物に見え
貧乏だからこそ豪華な物の憧れが強くて
僅かでもリアルな高級さにこだわってた
(# ゚Д゚)y-~イライラ
なので出来るだけ本物に近い作りの物が
豪華に感じパンタグラフにもこだわって
危ないからと言って取られるのがとても
納得いかなかったと言ってた
俺は母親の姿を見て何だかイライラして
いつもの母親らしくないと感じてしまい
祖母ちゃんにこの事を聞くと「妊娠中は
体が辛いから機嫌悪くなるの」と言う
そのせいで小さな事が気になりイライラ
してると言われたけどそんな事な俺には
解らないし気を遣う事も知らなかったし
つもと同じように接してた
でも時々ぐったりしてて全然元気がなく
心配でそばにいるとおばあちゃんが来て
「今お母さん病気だから治るまで1人に
させてあげよう」と言い俺を連れてった
そして別の部屋でおばあちゃんと遊んで
しばらくすると何も無かった様に母親が
部屋から出てきてご機嫌に家事をしだし
俺は「本当に病気?」と不信に感じる
この頃俺はよく熱を出しそうなるともう
2日位寝ままで退屈な時間を過ごすから
母親も病気なら2日寝続けると思ったが
なのに数時間で治ったので不思議だった
アワワワワ(((゚д゚; )))ワワワワッ