【2025年振り返り】仲介コンサルをしていて実際にあったテナント仲介の“失敗談”と、そこから学んだこと

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ビジネス・マーケティング
2025年も、事務所・テナント仲介に関するコンサルティングを
数多く行ってきました。

未経験の方だけでなく、不動産経験者・開業後数年経った方からの
相談も多く、現場ではさまざまな「うまくいかなかったケース」を
一緒に振り返る機会がありました。

そこで今回は、
2025年に実際に相談として多かった「仲介の失敗談」 を
いくつかご紹介します。

どれも知識不足というより、
「分かっているつもりだった」「確認したと思っていた」
そんなちょっとした抜けから起きたものばかりです。


① インボイス番号の確認漏れで契約後に揉めたケース

2025年に特に多かったのが、インボイス制度まわりのトラブルです。

契約書作成時には特にお客様から質問がなく、問題にならず、
重要事項説明や契約時にも質問は出なかった。

ところが、
いざ請求書を提出したタイミングで
「インボイス番号はありますか?」と聞かれ、
そこで初めて貸主が免税事業者 だと分かった、というケース。

結果として、

▪消費税を請求するのはおかしいのでは?
▪そもそも税込・税抜の前提が違う
▪契約内容の認識が食い違っていた

といった話になり、
契約後にも関わらず揉める原因になってしまいました。

▶ 2025年を通して強く感じたのは、
「インボイス番号の有無は契約前に必ず確認すべき項目になった」
ということです。

※免税か課税業者か微妙な場合は
 申込み時に確認する方が良いかもしれません。

② 初期費用を一度で伝えきれず、信頼を落としたケース


次に多かったのが、初期費用の伝え方に関する失敗です。

管理会社から送られてくる初期費用明細には、
実はすべての費用が含まれていないことも多く、

あとから、
▪保証会社の初回保証委託料
▪鍵交換費用
▪火災保険料

などが発生するケースがあります。

また、
仲介手数料をいつ・どのタイミングで請求するかを曖昧にしたまま進め、
後から伝えることになってしまった例もありました。

特に小規模案件ほど、

「これもかかります」
「あとこちらも必要です」

と費用が後出しになると、
お客様の不信感が一気に高まり、
話がスムーズに進まなくなる 傾向が強く出ます。

▶ 2025年の反省として強く感じたのは、
費用は“正確に・なるべく一回で・早い段階で”伝えることの重要性 です。



③ ネット回線の確認を後回しにして入居が遅れたケース

2025年は、ネット回線のトラブル相談も非常に多い年でした。

入居を急いでいるお客様ほど、
▪契約条件
▪入居日
▪フリーレント

などの調整に意識が向き、
ネット環境の確認が後回し になりがちです。

ところが契約がまとまり、
「これで入居できる」と思ったタイミングでネット回線を申し込むと、
工事枠が埋まっている、開通が2ヶ月後と言われた
という事態に。

特に1月〜3月の繁忙期 は、
1ヶ月以内の引き込みが難しいケースも珍しくありません。

▶ 2025年を通して感じたのは、
「すぐ入居したい」というお客様ほど、申込み段階で
ネットの話をしておく必要があるという点です。


④ 設備と残置物の認識違いでトラブルになったケース

設備と残置物の扱いについても、2025年は相談が多くありました。

具体的な例①
天井カセット空調は貸主設備だが、
壁掛け空調は前テナントの残置物だったというケース。

内覧時には普通に使えていたため、
すべて貸主設備だと思い込んでしまい、
故障時に「修理は自己負担」と分かってトラブルになりました。

具体的な例②
壁についている換気扇が動かなくなり、
「冷たい空気が入ってきて寒いので直してほしい」
と言われたものの、
重要事項説明書を確認すると曖昧な書き方になっており、
修理・交換はテナント負担になってしまったケース。

▶ 2025年を振り返って感じたのは、
「使えている=設備」ではない という前提を、
仲介側がもっと強く意識すべきだという点です。


2025年のまとめ:失敗の多くは“確認不足”ではなく“整理不足”

今回ご紹介した失敗談は、
どれも「知識がなかったから」起きたものではありません。

▪忙しさ
▪慣れ
▪大丈夫だろうという判断

そうした積み重ねの中で、
確認はしていたつもりでも、整理しきれていなかった
というケースがほとんどでした。

テナント仲介は、
小さな抜けが後から大きな問題になる分野です。

2026年以降も、
こうした失敗を一つでも減らすために、
実務目線での整理・確認の重要性を伝えていきたいと思っています。

もし、
▪これって事前に確認すべき?
▪この進め方で問題ない?
▪契約前にどこを押さえておくべき?

と迷うことがあれば、
早い段階で誰かに聞くことが一番のトラブル防止 になります。

■ 最後に「大きな失敗になる前」に相談できる場として

今回ご紹介した2025年の失敗談は、
どれも「知らなかったから」ではなく、
少し確認しておけば防げた可能性が高いもの ばかりです。

テナント仲介は、
・契約前
・申込み前
・条件調整の途中

といった 判断のタイミングで一つズレると、
後から修正が難しくなり、
結果としてトラブルや信頼低下につながってしまいます。

そこで私は、
「長期コンサルまでは必要ないけれど、
 今この案件だけ誰かに確認してほしい」

そんな方向けに、
テナント仲介のスポット実務相談も行っています。

▪この進め方で問題ないか確認したい
▪契約前に見落としがないか整理したい
▪お客様や管理会社への伝え方に迷っている

といった内容を、
案件ごと・必要なタイミングだけ相談いただけます。

「もう少し早く聞いておけばよかった」とならないために、
気になる点があれば、遠慮なくご相談ください。


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