【照れずに愛をこめて】

記事
学び
 「他者の存在を認知している」、つまり、
 「あなたがそこにいることを私は知って
 います」、という意味の「ストローク」。
 この「ストローク」については、5つの
 望ましいとされる建設的な交流があるが、
 これを私自身の体験談を交えて紹介する。
────────────────────
 先ずは、①他者に与えられるストローク
 が自分にあれば惜しみなく与える、から。
 ●職場のある女性と接していて優しさを
  感じたので「君は優しいね」と言った。
 肯定的な「言語的ストローク(褒める)」
 と言えるであろう。甘酸っぱい想い出だ。
 四半世紀以上前、何だったかは忘れたが、
 その女性の態度・対応に素直に感動した
 ことがあった。当時の私は、芸能人では
 誰がタイプ?のような質問にもまともに
 答えられないほどの照れ屋で、それこそ
 仕事以外で女性と口を利くなどなかった。
 だが、何故かこの時だけは自分の素直な
 気持ちを彼女に伝えることができたのだ。
 彼女には、「そんなに真顔で言わないで
 くださいよ。照れるじゃないですか」と
 笑顔で返された。その女性が、実は私に
 好意を抱いていると知ったのはもう少し
 後の話だが、他の女性には出ない言葉が、
 彼女にだけは「優しいね」という親愛の
 情を籠めて出た、ということは、私にも
 同じ気持ちがあったのだろうと今は思う。
────────────────────
 これは「他者に与えられるストロークが
 自分にあれば惜しみなく与える」が自分
 の中でうまくいった数少ない例だと思う。
 「6つの気づき」でも、「自分の考えや
 気持ちは正確に伝える」などと言っては
 いても、実際には、意地だの世間体だの
 照れだのが邪魔をするし、人の役に立つ
 ことをしようと思っても、例えば道端で
 誰かが倒れていても「傍観者効果」から
 本当は自分が助けたいが周囲に大勢の人
 がいるため自分でいいのかと腰が引けて
 それすらままならないこともあるだろう。
 これは「他者に与えられるストロークが
 自分にあるのに惜しみなく与えることが
 できていない」ということになるだろう。
────────────────────
 「他者に与えられるストロークが自分に
 あれば惜しみなく与える」、このことを
 実践できるようになるには、世間体だの
 意地だの照れだのに捉われずに、自分の
 本心に従える精神的資質が必要なようだ。
 その点、私もまだまだだと言うしかない。
────────────────────
 駄文の御閲覧、心より感謝申し上げます。
心には愛.jpg

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す