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【照れずに愛をこめて】

 「他者の存在を認知している」、つまり、  「あなたがそこにいることを私は知って  います」、という意味の「ストローク」。  この「ストローク」については、5つの  望ましいとされる建設的な交流があるが、  これを私自身の体験談を交えて紹介する。 ────────────────────  先ずは、①他者に与えられるストローク  が自分にあれば惜しみなく与える、から。  ●職場のある女性と接していて優しさを   感じたので「君は優しいね」と言った。  肯定的な「言語的ストローク(褒める)」  と言えるであろう。甘酸っぱい想い出だ。  四半世紀以上前、何だったかは忘れたが、  その女性の態度・対応に素直に感動した  ことがあった。当時の私は、芸能人では  誰がタイプ?のような質問にもまともに  答えられないほどの照れ屋で、それこそ  仕事以外で女性と口を利くなどなかった。  だが、何故かこの時だけは自分の素直な  気持ちを彼女に伝えることができたのだ。  彼女には、「そんなに真顔で言わないで  くださいよ。照れるじゃないですか」と  笑顔で返された。その女性が、実は私に  好意を抱いていると知ったのはもう少し  後の話だが、他の女性には出ない言葉が、  彼女にだけは「優しいね」という親愛の  情を籠めて出た、ということは、私にも  同じ気持ちがあったのだろうと今は思う。 ────────────────────  これは「他者に与えられるストロークが  自分にあれば惜しみなく与える」が自分  の中でうまくいった数少ない例だと思う。  「6つの気づき」でも、「自分の考えや  気持ち
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【見て見ぬふり】

 はっきり言って私は、自分が良くないと  思ったことは如何なる場合でも口に出す  タイプであり、職場で疎んじられてきた。  悪いところがあっても、波風を立てたく  ない、苦しみたくない、自分の間違いを  認めたくない、といった歪んだ心理には、  自分のことなど構わず徹底抗戦してきた。 ────────────────────  それが先夜、とある商店街を通りかかり、  自転車に乗った年配の男性が閉店間際の  バーを覗き込んで「一杯だけいいかな?」  「ええ、どうぞ」とやり取りをしている  場面に遭遇した。自転車に乗っていると  いうことを考えれば当然飲酒運転を注意  すべきところだが、私はそうしなかった。  何故か?深夜のことで騒ぎを起こしたく  なかったのか?、自転車に乗らず押して  帰るのなら飲んでも問題はないと思った  のか?、その辺のところは分からないが、  兎に角、黙って通り過ぎてしまったのだ。 ────────────────────  事件が目の前で起こっているのに、また、  起ころうとしているのにそれを無視して  自分以外に傍観者がいる時には率先して  行動を起こさない「傍観者効果」という  集団心理は傍観者が多いほど効果は高い。  ならば、私の場合は、傍観者は自分一人。  「傍観者効果」は低く、行動しやすい筈  なのに、結果的に何も行動をしなかった。  傍観者が他にもいれば「他の人が騒いで  いないから大したことではない」と解釈   したとも考えられるが、せいぜい「店が  承知しているのだから任せよう(本人の  自己責任)」と判断した、というところ。 ────
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