英検「S-CBT」「従来型」おすすめの受験方法は?

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みなさんこんにちは。

前回のブログでは、英検「S-CBT」と「従来型」の違いと、それぞれのメリット・デメリットについてお話しました。
今回は、どっちの試験方法がより良いのか??
について考えていきたいと思います。

特に、中学受験、高校受験、大学受験などで、限られた期間で合格しないといけないとなると、少しでも受かりやすい方の可能性に懸けたいものですよね。

※ここからは、私の主観でお話しすることです。
英検経験者としてのお話ですので、少しだけご参考にして頂ければと思います。

それではまとめていきます。

1、英検「S-CBT」「従来型」おすすめの受験方法はどっち?

ずばり結論から言うと、、、
階級によりますが、
3級・2級→→→→「S-CBT」
準2級・準1級→→「従来型」

こちらが、私がおススメする受験方法です。
前回のブログでお伝えした通り、5級・4級・1級は「従来型」のみです。

2、なんで階級によっておすすめの受験方法が異なるの?

あたりまえですが、
同じ階級なのに、受験方法によって難易度が変わっては正当な試験ではなくなってしまいます。
なので大前提として、受験者が学習を積み、級相応の力を身に着けていることが絶対条件です。

その上で、階級によって異なる受験方法をお勧めするのには、以下の理由があります。
①英検に存在する級別の壁
②2次試験

この2つをもう少し詳しく解説した上で、改めておすすめの受験方法についてまとめたいと思います。

3、英検の壁とは?

英検は5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級とステップアップ式の試験となっています。
その中でも、
4級→3級
3級→準2級
2級→準1級
この3か所には、少し高い壁が存在しています。

4級→3級の場合、3級からは4級までになかった「ライティング」と「スピーキング」のテストが加わります。
なんとなく読める英語をしっかりスペリングできるように。
自分の意見を自分の口で英語で伝えられるように。そういった力が求められます。
必要な技術が高くなるというより、新しくやることが増えるイメージです。

3級→準2級の場合、ここでは新しいことは求められませんが、
全体的にグッとレベルが上がります。
3級までは、英語の基礎となるレベルなので、中学校の勉強をしっかりやる。または専門の教材を1冊しっかりやりこめば、まず合格できます。
準2級からは、3級までの単語・文法をしっかりマスター出来ていることを前提に単語も難しくなるだけではなく、長文もしっかり長く、
単語が分かっても、文法が分からないと解けない問題が増えてきます。
リスニングは、3級までは音声が2回繰り返されていたのに対し、準2級からは難しくなるうえに、音声は1度しか流れません。
スピーキングのレベル感もグッと変わり、理論だてて話す。という技術が問われます。

準2級→2級は、単語の難易度が少しだけ上がることと、長文の長さ、ライティングで書かないといけない文字数が増える。スピーキングが少し難しくなる。
くらいで、そんなに大きな差は感じませんでした
私自身、昨年に準2級と2級をダブル受験しましたが、レベル感としてはほとんど同じだったように思います。

最後に2級→準1級。
ここはもう本当に信じられないくらい高い壁がありました。
今までの英語学習で見たことも聞いたこともない単語が出てきたり、長文問題は翻訳できるだけではなく、ロジックで解く国語的センスも求められます。
リスニングのスピードも速くなり、普段から英語を聞く習慣がないときつい感じです。
スピーキングも日常会話というより、プレゼンテーションに近いものがあり、
帰国子女でも落ちる可能性があるほどです。

4、受験方法と2次試験の関係

先ほど、英検に存在する3つの壁を紹介しました。
このレベル的な壁が存在する級の試験では「従来型」をおすすめします。

その理由は
1次試験(読み書き、聞く)と2次試験(話す)に試験が分かれていることです。
この1次試験から2次試験までには約3級間ほど期間があります。
それゆえ、それぞれの日程に合わせて、的を絞って学習計画が立てられます

壁の存在する級の試験では、当然1次試験のみならず2次試験もレベルが上がります。特に多くの受験者は普段から英語を話す習慣はあまりないと思いますので、3週間使ってみっちり口をトレーニングするべきです。

英語を理解していることと、口から出ることって全然違います。

英語で話さないといけない状況に突然出くわした時、咄嗟には出てこなくて、
後になって、あー!あぁ言えばよかった!ってなる時ってあるあるですよね。
まさにこれです。
知識としてある英語を口から出せないと2次試験は戦えません。

逆にあまり壁のない2級は、「S-CBT」で1日で肩を付けてしまいましょう。
学生も社会人も忙しいですから、1次試験+3週間弱の学習は負担になる可能性があります。

また3級に関しては、4級との間に壁は確かにあるのですが、
今までなかった技能(書く・話す)が増えるという壁で、技術的な壁はじつはそんなに高くはありません。
実際ライティングで、裏技を使えば、自分で書くのはたったの2文程度です
スピーキングも正しい発音が出来て、聞かれたことに対して1,2文の英語で答えられれば問題ありません。
もっと正直にいうと、スピーキングは、
元気に堂々と英語が話せれば、受かります。
なので、1次試験終了後から2次試験まで、そわそわする時間がもったいないので、こちらも1日で肩を付けて、次の級へ学習や、他の勉強に費やしたいところです。

5、まとめ

以上のことから私のおすすめする受験方法の選択としては、
・高い壁を感じる級では、1次試験と2次試験でしっかり勉強時間を確保したいので、「従来型」を選んで、確実に合格を狙っていく。

・壁のあまり高くない級では「S-CBT」で1日で肩を付ける。

このような感じです。
英検を受ける目的は様々かと思います。
受験の為、スキルアップの為、趣味などなど。

英検の為の学習にかけられる時間や、2つのメリットデメリットを考慮した上で、
自分にとって合う方法で受験しましょう!!
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