パワポ作りのコツ① まずはパワーポイントのことを少し

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 パワーポイント(省略形はパワポ)作成のお手伝いをさせていただいているので、私なりのパワーポイントでの資料作成についてお話ししたいと思います。
 その前に、ちょっと道草を食います。
 パワーポイントの原型はアメリカのForethought社によって開発されたものだそうです。それが会社ごと1987年に米マイクロソフトによって買収されました。現在では“Microsoft PowerPoint”として多くの人たちが使うようになりました。
 何しろ、きれいなプレゼンテーション資料作成にとても便利なツールなので、もう手放せないツールだと思います。
 道草のさらに道草ですが、このツールが世に出るまでのプレゼンツールはOHPというものでした。OHPはOver Head Projectorのこと。ある年代以上の方々は記憶に残っていると思います。
 透明なシートにフェルトペンで書き込み、それを下から強いライトで照らしてレンズをとおしてスクリーンに投影するしくみのものです。
 最初の頃はこの透明シートに手書きで書いていたのですが、やがてワープロ(今や歴史のひとつになってしまいました)で作った文章や図などをコピー機で透明シートにコピーできるようになりました。
 これでかなりキレイなプレゼンテーション資料ができるようになったのですが、何しろ修正が簡単ではないのです。プレゼンテーション直前になって誤字などを見つけても手遅れです。
 パワーポイントが世に出てから、作成、修正、色づけ、グラフ、図、写真、イラスト、などなど随分表現力豊かにプレゼンテーション資料を作成することができるようになりました。また、動きを組み込めるアニメーション機能なども魅力的です。
 ただ、このツールの大きな問題点がひとつあります。
 それは、パワーポイントいじりが楽しくなり、ついつい中身そのものより見栄えや体裁に時間をかけ過ぎてしまうことです。
 本当に大切なのは、話の中身です。見栄えではありません。あなたが時間をかけるべきところは、どうやって話を充実させるか、どうやって説得するか、どうやって感動してもらうかを考えるところです。資料作成の部分は、誰かに任せてみませんか?

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